期待よりも不安が上回ってしまうと、不安障害になる

不安障害は、今や誰もが憂慮すべき現代病。

昨年12月に行われた、世界クラブ杯の決勝戦鹿島アントラーズレアルマドリーにおいて、その才能を世界に知らしめた柴崎岳選手。


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念願のスペイン移籍を果たすも、現地生活に慣れずに不安障害に患っていたようだ。


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こういう話は尾ひれがつくので事の真意は定かではないが、不安障害に苦しむ人間は多い。

柴崎岳選手以外でも、例えば引退したアスリートが次のキャリアがなかなか構築出来ず、収入の目処が立たない不安から心のバランスを崩してしまい、不安障害となるケースもあるようだ。

3月と4月というのは、まさに出会いと別れの時期であり、学生は社会に出て、時には慣れ親しんだ土地を離れて働き、既に働いている人も異動などで別の地に赴くこともある。

物事が否応なしに変わるため、これまでの環境に大きな変化が訪れることは間違いない。

自己啓発等ではよく、自分を変えるための3つの方法として

付き合う人間を変える
住む場所を変える
時間配分を変える

といったものが挙げられる。

変化そのものについて、それらを受け入れ積極的に自らに変革をもたらそう、これまで手に持っていたものを捨てて、新しいものを手にしよう、というような、自己啓発にはそんなポジティブなメッセージが込められている。

自分を取り巻く物事の歯車が上手く回っているうちはまだ良い。

ただ、上述の柴崎岳選手のように新天地へ繰り出すことによる、「期待よりも不安が上回ってしまった」場合が問題だ。

今や心と身体は一体であるという考え方は科学的根拠からも明らかにされており、また、僕が思うに変化が訪れた時の適応力のようなものは、かなりの個人差があると感じるし、変革のための3つの変化が同時に起きると、それが急激であればあるほど心身ともに支障をきたしてしまう人間がいることも頷ける。

せっかくの才能も、新天地で発揮できないのでは宝の持ち腐れであり、自身のみならず周りにとってもマイナス面が大きくなる。

僕も20代に地方から東京に出て働いたことがあって、特に才能があるわけではなく、否応なしに訪れる変化に「適応出来て」いたように見えていただけだが、それも最初だけ。
実際には、若さがもたらす無謀さや行き場の無いエネルギーがあったからこそ何とかなったわけで。

今同じことするのは、どうしても躊躇してしまう。

自分の限界を越えて取り組んだ事による、反動を恐れているからだ。

とはいえ、日本全体が閉塞感に包まれ、経済も低成長が続く現代においては、誰もが自らの席を確保するため、自己研鑽は欠かせない。

そうなると、自らの成長を促すために自分自身で変化を仕掛け、変革をもたらす事そのものも避けられない。


「自ら機会をもたらし、その機会によって自らを変えよ」


この言葉通り、機会を常に探らなければ、そして危険をおかさなければ席を確保するのは難しい。

では、機会を作り出し、変化を起こし、自らにポジティブな変革をもたらす場合において、不安障害に代表されるように心身ともに支障をきたさぬようにするため、我々が出来ることは何か。

僕自身が強く実感している点を挙げていく。

1つは、孤立しないこと。

人間は恐らく、不安、恐怖、貧困や病気等よりも、物理的な孤独感から絶望的に悲観してしまうことが多い。

なので、とにかく人と繋がること。
ただ食事をするだけ、お茶を飲むだけ、下らない下ネタを話すだけ、といったものでも良い。

Pha氏も言っているが、緩く繋がるだけでも助けられている側面はあるのは否めない。


2つめには睡眠。

前にこのブログでも書いたが、睡眠時間が短いと(ショートスリーパーも中にはいるが)、どうしても構造的に人生に対して悲観的になるし、そこに仕事のストレスや肉体的な疲れがのし掛かると、これは致命的。

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そんなときに酒でも飲みながらCoccoの曲など流してしまうと、もう自殺まっしぐらだ。

猫か犬かは忘れたが、大きな怪我をすると暫くの間姿を見せないらしい。

何をしているかというと、ひたすら寝ているようだ。

つまり、寝て怪我を治す。

我々も動物なのだから、寝て心と身体を治すのは基本だと思う。

実際あまりにも疲れた日に10時間くらい寝ると、物凄く気持ちが楽になった経験がある。


3つめは、食事だ。

心の問題は脳が作り出していることは科学的根拠で明らかなので、脳に栄養を送る意味で、食事は必要不可欠。

何を食べた方が良い、という健康志向に僕はあまり重きを置かない。
その時に食べたいものを食べるのが一番だ。
なぜなら、人生に絶望して疲れはてているときに、安さにまかせて賞味期限間近の、大して美味しくもないおにぎりで済ませたら、余計に心が折れてしまう。

それでも食べないよりはましで、ただ出来るだけ栄養価が高くて、旨い食べ物が良い。

むかし東京で幾つも仕事を掛け持ちしている中国人と親しくしていたが、短い睡眠時間で多くの活動をこなしていた彼は、本当に良く食べた。

今は亡き水木しげる氏は、戦争で片腕を無くして苦しい時代を生き抜いたが、氏もとにかく良く食べて良く寝たようだ。


4つめは、積極的に助けを求めること。

メンタルクリニックやカウンセラーにかかることについて抵抗がある人も多いようだが、少なくとも健康的になれるのであれば、手段は選ばず活用するべきだ。

薬も比較的軽いものもあるし、個人の症状に合わせて処方してもらえる。



柴崎岳選手も、今は持ち直し、これから新シーズンをむかえるところだが。


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不安障害の対策として上記4つ以外で、挑戦、変化、変革、機会において、僕自身が大事にしていることは、「無理をしない」こと。

挑戦と変化と変革、そして機会は本来はポジティブなものだが、やはり本人の限界を大きく越えている場合は、その反動もそれだけ大きくなる。

反動も含めて挑戦していくべきで、そこで折れてしまうようならやるべきではなかったという結果になる。

限界を越えない、という意味ではなく、限界を大きく越えないこと。

ちょっとでも良いから限界を、自分の無理の無い範囲で越えていくことを繰り返していけば、時間はかかっても遠くへ行けるからだ。

世の中の社長は話を聞く筋肉が弱いのか

人の話を聞き続けることは、非常にエネルギーを要する。

世の中は話したい人ばかりだから、聞き手はいつも不足していて、それが出きる人には需要が集まる。

最近気付いたのだが、社長という肩書がついている人ほど、話が長い傾向にある。こちらの話なんかほとんど聞かない。

不動産会社の面談に行った時、社長自ら応対してくれたことがあったが、一時間近く話をされた。

延々と事業とは関係のない話を、内容を頭に入れるのは勿論のこと、きちんと相づちを入れながらも聞くというのは、なかなか骨のおれることではあるが、人間は他者からしか学ぶことが出来ないと思っているし、それに、元来から聞くのは結構好きな方なので、話の腰を折らずにずっと聞き続けることが僕はできる。

とはいえ、一時間近く話した不動産会社社長は、ついぞ僕を採用しなかったが。


社長という立場の方々は、その職業柄、人前で話すことは多い。
最も多くの時間が割かれるのは、自社社員の前で話すときだろう。

どんなにつまらない内容で、どんなに眠くても、基本的に聞かない社員はいないし、むしろ直立不動でメモも時には取りながら社長の話を聞く、という場面はまだまだある。

今年1月の水曜日のダウンタウンで、「社長が万歳を止めない限り、社員も止めない説」といったテーマが放送された。
普通、万歳というのは、「バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!」と、三回までだが、社長がそれを越えてもなお続けると、社員はおかしいと思っていても、その万歳を止めない、というもの。

すぐにやめるところもあったが、最多は400回以上万歳を続けた。

それくらい、社長の影響力はまだ強い。

だが不思議なのは、あれだけ社員の前で話をしても、それ以外の場で更に自分の話ばかりをする社長がいることだ。

僕の面談の社長もそうだし、聞くところによると飲み屋でも同じようだ。 

家に帰っても奥さんや娘は自分の話なんか聞かないし、社長同士の集まりでも同様。

そうすると、金を出して自分の話を聞いてくれる、夜の店に足が向くのは自然なことなのだろう。

その話し方もなかなか巧妙で、「1ついい?」と言いながら、百くらい話して聞かせるといったものらしく、僕もそれでしょうもない話を聞いてしまったことが何度もある。


なぜ、人の話を聞けず、自分の話ばかりをするのか。

なるほど、と思ったのは、「筋肉」というもの。

どういうことかというと、冒頭にも記したように人の話を聞くのはエネルギーを要することなので、そのためのトレーニングが必要になる。

筋トレのように適度な頻度、あるいは毎日、自分以外の人間の話を聞く努力を続けると次第にその筋肉が鍛えられ、より長く、より深く話を聞く能力が備わる。

その「聞く筋肉」をより発達させ、発揮できるのは、賢く、有能で知見のある人間に限られ、多くの社長にはその筋肉もなければ、鍛える気もないそうだが。

僕は自分が賢いとは思わないし、その点で言えば客観的には、社会的成功とそれなりの収入を得ている、話を聞かない社長の方に軍配が上がるはずだ。


彼らは、何か1つの道を極め、収入に繋げる能力の高さもあるから、今後の人生において他者の話に耳を傾けなくても生きていけるかもしれない。

だが何もない僕がそれをやると、なかなか致命的なものがある。

自分の話がしたくない訳ではないが、やはり聞く方がためにはなるし、一度きりの人生において、他人の人生を多少なりとも垣間見ることが出来るのはプラス面が大きい。

それに、幸いにも世の中には話したい人間ばかり増え続けているので、トレーニングには最適でもある。

だが一方で、聞くばかりだと相手への伝え方が少々おろそかになる。

このblogも何を言っているのか、何を伝えたいのか分からずダラダラ書くことは結構ある。

書いている目的は別のところにあるが、もしかすると、聞くことの方が伝えるよりも楽で簡単だから、そこに逃げているのかもしれない。

ブラックアウトと酒

今の時期も何かと飲み会が多い。
花見、歓迎会、送別会、決起大会。。

お題は何でも良いが、酒を飲む人口が減ったとはいえ、飲みの場が無くなることはない。

普段あまり飲まないからか、普段からそうなのか、飲み会になると別人のごとくに酒を浴びるように飲み、人格が180度変わってしまう人もいる。

そして散々な失言、失態をした翌朝、昨夜のことはなにも覚えていない。

これがいわゆるブラックアウト。

昨夜も飲み会で、他部署の中堅社員が荒れてしまった。飲ませる周りにも責任はあるのだが、あまりにも彼は酒に飲まれてしまい、日頃の温厚な性格とは裏腹に、話す言葉はべらんめ調、更にはあろうことか、女性社員の胸を揉もうとして(それも複数名)総すかんを食らっていた。

結局揉まずに事なきを得たようだが、今の時代にそれをやったらセクハラどころではないし、最悪の場合は訴えられる。

女性社員はかなりカンカンだったようだが、今日になってみて、当の本人は昨夜のことは何一つ覚えていないという有り様。

覚えていないので勿論謝ることはないし、当然ながら何とも言えない空気がそこには流れたわけで。

この酒の席での失敗、失言、失態には、取り返しのつかないものもある。

僕は今でこそ体の問題で酒は全く飲めないが、それでも飲んでいた頃は多くの失態をした。

たまたまその場に居合わせた見知らぬ人間に暴言を吐いたり、人前で大便をしたり、酔っているときの僕の言動が原因で暴行を受けたのは1度だけではない。

そして大概、翌朝には何も覚えていなくて、前日夜に自分が何をしたのか、という恐怖感で頭が一杯になり、たが迷惑をかけているであろう相手に前日のことは聞けない。

そういう日ばかりが続き、体を崩し、そしてついに酒についてはドクターストップがかかった。

酒を飲まなくなってからは平穏な日々ばかりだが、それでも飲み会には付き合い程度に参加はするので、ずっと素面でいると酒の飲み方に問題がある人間はすぐに分かる。

ブラックアウトして何も覚えていなくて、翌日狼狽しているのも手に取るように。

そこで反省して酒を止めることが出来れば良いが、酒はその点では曲者で麻薬等では無いため、人間関係の「潤滑油」といったポジティブな表現もされるから、まあまあ、それでも飲んで行こうよ、と、問題が隠蔽されてしまう側面がある。

そういう意味では麻薬よりずっと危険で、ボトルで人生を狂わせた天才は数知れない。

最後は脳機能にも支障をきたし、日常生活でもブラックアウトしてしまう。

拒絶されることを恐れない

他者と何らかの接点を持つ際、やはり拒絶されると気が滅入る。
特に、人間は社会的な生き物だから、他者から拒絶されてしまうと、全人格を否定された気持ちにもなり、場合によっては引きこもりの原因にさえなりうる。

そんななか、以下のTED。



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まったく知らない第3者にお願いをして回り、それによって「拒絶」を克服してく男性の話。

真似できるものばかりではないが、意外にも、見ず知らずの他者は割りと動いてくれるケースが多い。

お願いばかりはいけないが、とはいえ、人生を切り開く大事な局面においては、往々にして他者との結び付きや協力がきっかけになることもしばしばだ。

臆していては何も始まらない。

「自ら機会をつくり、その機会によって自らを変えよ」

その言葉を体現する彼の試み。



《引用記事ここから》

ジャ・ジャンが果敢に挑むのは、私たちの多くが尻込みする領域「拒絶」です。知らない人に100ドル貸してと頼むことに始まって、果てはレストランで「ハンバーガーのお代わり無料サービス」をお願いするなど、100日間拒絶されるという挑戦を行うことで、ジャ・ジャンは、拒絶されたときに起こりがちな精神的な苦痛や恥ずかしさに対する免疫を身につけました。そしてその過程で、自分の希望をただ伝えることで、絶対に無理と思える状況に可能性の扉を開くことができると気づいたのです。




6歳のとき 私は贈り物を受け取りました 1年生の担任の先生が すばらしいアイデアを思いついて 先生は私たちに 贈り物をもらうだけではなく 互いに褒め合う美徳を学ぶことも 体験させたいと考えました 先生はクラス全員を 教室の前の方に来させ 買っておいた全員分の贈り物を 教室の隅に積み上げました そして先生は言いました 「ここに立って お互いに褒め合いましょう 褒められた人は 贈り物を取って席に戻ってください」 すばらしい考えでしょう? 問題なんて起きっこないと

(笑)

最初40人いました 誰かの名前が上がるたびに 私は心から応援しました そして残り20人となり 10人となり 5人となり そして3人が残りました 私はそのうちの1人でした そして褒め言葉が止みました その時点で 私は泣いていました 先生も慌て始めました 「この子たちに何か良いことを 言ってあげる人いないの?」

(笑)

「誰もいないの?だったら 贈り物を取って席に戻りなさい 来年は良い子にして 褒めてもらえるようになりなさい」と

(笑)

私の話を聞いて 私がこのことを すごくよく覚えているのが おわかりでしょう

(笑)

でも 気まずい思いをしたのは どっちでしょう? 私か先生か? 先生は 気づいたはずです チーム作りのために行った自分の行為が 6歳児を公開処刑する 羽目になったとね 笑える要素なしにです テレビで誰かが こき下ろされるのを見ますよね それは愉快です その日の出来事に 愉快な要素は皆無でした

それが私の一面をなしており そして私は死んでも 同じ目には2度と遭いたくない ― 2度と公けの場で 拒絶されたくない と思いました それが一面です 8年ほど早送りしましょう ビル・ゲイツが 私の住んでいた北京にやってきて スピーチをしました 私はゲイツのメッセージを聞き この人物に惚れ込みました 私は やったね 夢ができたと思いました その夜 私は家族に手紙を書いて 伝えました 「25歳までに世界一大きな会社を作って マイクロソフト社を買収する」と

(笑)

世界征服という考えに 私は取り憑かれました 作り話じゃなく 実際に手紙も書きました これがその手紙です

(笑)

全部読まなくてもいいですよ

(笑)

ひどい字だし キーワードをマークしたので わかっていただけるかと思います

(笑)

だから ― それが 私のもう1つの面です 世界征服を企てる者です

それから 2年後 アメリカに来る機会が与えられて 私はそれに飛びつきました だってそこは ビル・ゲイツの住む国ですからね

(笑)

私はそれを自分の起業家人生の 始まりだと思っていました それから さらに14年早送りして 私は30歳になっていました 私は そんな会社を 築き上げてはおらず 起業すらしていませんでした 実際には マーケティング・マネージャーとして フォーチュン500企業で働いていました 私は行き詰まりを感じ どんよりしていました 何故でしょう? 14歳で この手紙を書いた人物は どこへ行ってしまったのか? やってみようとしなかった からではありません 新しいアイデアが浮かぶたび ― 新しいことをやってみたいと思たびに また職場においても 提案がしたいと思ったとき グループの人たちの前で 発言したいと思ったとき 常に葛藤を感じていました 14歳の私と 6歳の私との間の葛藤です 1人の私が 世界征服を望み 世界を変えたいと考え もう1人の私が 拒絶に恐れをなすのです そして その度に6歳の私が勝つのでした

そして 自分の会社を始めた後も この恐怖心はついて回りました 私が自分の会社を始めたのは 30歳のときでした ビル・ゲイツになりたければ 遅かれ早かれ 始めなきゃいけません 起業したとき 投資を受けられるチャンスが めぐってきましたが 却下されました 拒絶されて 私は傷つきました あまりにも傷が大きくて 即座にやめたくなりました でも そこでこう思いました 「1回出資を断られたくらいで ビル・ゲイツは諦めようと思ったか? 成功した起業家で こんなことでやめた人がいたか? そんなはずはない」 ここで パッとひらめいたんです 自分には もっと良い会社を作れるし もっと良いチームや製品だって 作れるけれど でも 1つ確かなことがある 自分は もっと良いリーダーに なる必要がある もっと良い人間になる必要がある これ以上自分の人生を 6歳児の自分に振り回される訳にはいかない 6歳の自分に退場願わねばなりません

そこで 私は インターネットに助言を求めました Googleは私の友達です

(笑)

私が検索したのは 「拒絶への恐怖を克服する方法」でした ヒットしたのは 沢山の心理学の記事で 恐怖心や苦痛の原因について 書かれていました それから 沢山の脳天気で スピリチャルな記事もヒットし 「拒絶を個人的に受け取らず 乗り越えなさい」と書かれていました 言われなくたってわかります

(笑)

でも だったら何故それほど怖いのか? それから偶然このサイトを見つけました 題して「拒絶セラピー・ドットコム」 (rejectiontherapy.com)

(笑)

「拒絶セラピー」は カナダ人起業家が発明したゲームです 彼の名はジェイソン・コームリーです 基本的なアイデアは 30日間 出かけて行って 自ら拒絶を求め 毎日 何かで拒絶されることを通じて 最終的には拒絶の痛みに対する 免疫をつけるというものです そのアイデアが気に入りました

(笑)

「そうだ これをやってやろう 100日間拒絶される気分を 味わってみせる」 拒絶されるネタを 考え出して それから 動画ブログを作りました

これが 私のやったことです ブログの体裁はこんな感じで 1日目・・・

(笑)

「初対面の人から100ドル借りる」 それはこんな感じでした 階下へ行くと 体格の良い男性が デスクにいるのが見えました 警備員のようないでたちです 私は 彼に近づいて行きました 歩いていただけですが 人生で一番長い道のりでした 首元で後ろ髪が逆立ち 汗が出て 心臓がバクバクしました たどり着くと 言いました 「こんにちは 100ドル貸してもらえませんか?」

(笑)

すると彼は 見上げて「まさか」と言います 「なんでまた?」

で 私は言いました 「ダメですか? ならいいです」 回れ右して 逃げ出しました

(笑)

ものすごく恥ずかしかったです でも 自分の姿を動画に撮っていたので その夜 拒絶されている自分の姿を見ました 自分の恐怖感の大きさが 分かりました まるで 映画『シックス・センス』に 出てくる あの子供です 「死んだ人が見えるんだ」みたいな

(笑)

でも それから相手の男性を見ると 別に威圧的ではありません 彼は 太めの感じが良い人でした しかも 彼は 「なんで?」って 聞いてくれたんです つまり 私に説明の機会をくれた訳です 私は 色々言えたはずなのに 説明することも 交渉することだってできたのに 何もしませんでした やったのは 逃げることだけです 「すげえ 俺の人生の縮図みたいだ」と 思いました ちょっとでも 拒絶されそうだと感じるたびに 私は 速攻で逃げていたんです で どうしたと思います? 次の日は 何が起きても もう逃げない とどまろうと決めました

2日目 「ハンバーガーの 無料のお代わりをリクエスト」

(笑)

ハンバーガー店に行ったときのことです お昼ごはんを食べ終えると カウンターへ行ってこう言いました 「ハンバーガーの無料お代わり お願いできますか?」

(笑)

店員は 困惑して 「ハンバーガーの無料お代わりって?」

(笑)

「ドリンクお代わり無料の ハンバーガー版みたいなやつです」と言うと 店員は 「すいませんが バーガーの無料お代わりはやっていません」

(笑)

拒絶されて いつもなら逃げ出す場面ですが 私はとどまりました そして言いました 「ここのバーガー大好きだし お店も大好きだけど ハンバーガーに無料お代わりがあったら もっと好きになるんだけど」

(笑)

すると店員が言いました 「では店長に伝えておきます 実現されるかもしれませんが 今日はお出しできません」 で 私はそこを立ち去りました ちなみに ハンバーガーの無料お代わりが 実現したとは思いません

(笑)

お店は元のままでしょう でも 私が 最初に感じた 生きるか死ぬかみたいな危機感は もうありませんでした そこにとどまって話し続け 逃げるのをやめただけで です 私は思いました「おおすごい もう教訓が得られた いいね」と

そして3日目 「オリンピックのドーナツを買う」 ここで 私の人生が ひっくり返りました クリスピー・クリームのお店に行きました ドーナツ屋さんで 主に アメリカの南東部にある チェーン店です ここにも 何店舗かあるはずです お店に入って 言いました「五輪マークの形をした ドーナツが欲しいんですが つまり 5つのドーナツを つなげたやつです・・・」 そんなの取り合うわけない と思うでしょ? ところが そのドーナツ屋さんは 真剣に受け止めたんです

(笑)

紙を取り出して 色と輪っかを書き出し 「どうしたらこれを 作れるかしら?」と そして 15分後 五輪の形をしたドーナツの箱を 持って出てきたんです 私はとても感動しました にわかには信じられませんでした このときの動画はユーチューブで 500万回以上見られました 世界中のみんなも信じられなかったんです

(笑)

これがきっかけで 私は新聞に載り トークショーなんかにも出演して 有名になりました 沢山の人から メールをもらうようになりました 「素晴らしい活動ですね」と でも 名声にも悪名にも 私は関心がありません 私が心から望んでいたのは 学ぶこと そして 自分を変えることでした そこで 私は100日間拒絶チャレンジの 残された期間を 活動の場に ― この調査プロジェクトに変更しました 自分に何を学べるか知りたかったのです

そして 私は多くのことを学びました とても沢山の秘訣を発見しました 例えば 一旦断られても 逃げ出さなければ 「いいえ」を「はい」へと 覆せる可能性も出てきて そのための魔法の言葉は 「なんで?」だということ

ある日 花を手に 知らない人の家へ行き ドアをノックして 言いました 「ねえ お宅の裏庭に この花を植えてもいいですか?」

(笑)

相手は 「ダメです」と言いました でも その人が行ってしまう前に 尋ねました 「あの 理由を聞かせてもらえます?」 すると 「うちには犬がいて 裏庭に何を植えても 全部掘り返してしまうので あなたのお花を無駄にしたくないんです 植えたいなら この通りの向こうの コニーに聞いてみたら 彼女は花が大好きですから」 言われた通りにしました 通りを渡って コニーの家をノックしました そうしたら コニーはとても喜んでくれました

(笑)


そして30分後 コニーの裏庭に この花が植えられました 今は もっと見栄えが良いはずです


(笑)


でも もし最初の拒絶で その場を去っていたら 多分こう思っていたでしょう この人が断ったのは 私を信用していなくて 私を変な人だと思ったからだとか 身なりのせいで 印象が悪かったからだとか 実際はそんなことはなく 私の提案が 相手の希望と マッチしなかっただけです しかも 相手は私を信頼して 紹介までしてくれました セールス用語で言うと 私は紹介を顧客に変えたんです


それから別の時には あることを口にすることで 承諾の可能性がずっと広がると学びました 例えば ある日私はスターバックスへ行き 店長に聞きました「ねえ スターバックスの 挨拶係にしてもらえませんか?」 「スターバックスの挨拶係って 何のことですか?」 「ウォルマートの入口で 挨拶している人がいますよね? 店に入る客に『こんにちは』って 言う係の人 ― 基本的に万引を防止するための 係ですけどね スターバックスの客にも ウォルマートの体験を提供したいんです」


(笑)


まあ あんまり良いアイデアか わかりませんが ― というか実際 かなりひどいアイデアです で 彼は言いました 「うーん」 こんな表情で 彼はエリックっていうんですが 迷った様子で聞いていました 「どうかな」と そこで私は訊きました 「変ですかね?」 すると「確かに変だね」と でも そう言った途端 エリックの態度ががらりと変わりました まるで 猜疑心を全部 振り払ったような感じでした 「いいですよ やっても ただ変になりすぎないで」


(笑)


その後1時間 私は スターバックスの挨拶係をやりました 来店するお客さん全員に 「こんにちは」と言って クリスマスの乾杯をしたんです ちなみに みなさんの経歴がどうあれ 挨拶係はおすすめしません


(笑)


本当に退屈な仕事でした でも その時「変ですか?」と聞いたから これが実現したのだと気づきました 私は彼が抱いていた猜疑心を 言葉にしたんです 「変ですか?」と口にしたことが 私は変でないことを示していた ― つまり 私が 挨拶係なんて変だと 彼同様に思っていた ということです そして 繰り返し私が学んだのは 相手が抱きそうな疑念を 聞かれる前に口にすれば 信頼を得られるということです 承諾してもらえる確率が上がるんです


それからただ聞いてみるだけで 夢の実現につながることも 私は学びました 私の家は4代にわたる 教師の家系ですが 祖母はいつも言っていました 「ジャ なんでもやりたいことをしなさい だけど 先生になってくれたら 最高だけどね」


(笑)


私は起業家になりたかったので 教師にはなりませんでした でも 何かを実際に教えることは いつも私の夢でした そこで思いました 「大学で授業を教えさせてと 頼んでみたらどうだろう?」 当時オースティンに住んでいたので テキサス大学オースティン校に行き 教授たちのドアをノックして尋ねました 「あなたの授業で教えてもいいですか」 最初の2回は 良い返事はもらえませんでした でも 逃げずに続けると 3度目の正直です 教授がとても感心してくれました 「そんなこと言ってきた人間は 初めてだよ」と 私は PowerPointで 授業内容の用意をしていました 教授が言いました 「ほう これは使えるね どうかね 2ヶ月後にもう一度来たら 君をカリキュラムに組み込んでおくから」 そして2ヶ月後 私は授業で教えていました


これが私です ― 画質が悪いので分かりにくいと思いますが 時には照明に拒絶されることもあります


(笑)


でも 授業を終えて外に出るとき 私は泣いていました なぜならこう思ったからです 「ただ聞いてみるだけで 一生の夢を叶えることができた」と 以前は 教えるためには 何か達成していなければと思っていました すごい起業家になるとか 博士号を取るとか でも 実際は ただ聞いてみるだけで 教えることができたんです


そして皆さんには見えない あの写真で 私は キング牧師の言葉を 引用していました というのも 調査の中で気づいたことですが 本当の意味で世界を変えた人たち ― 私たちの生き方や考え方を変えた人たちは 最初は一度ならず 暴力的な拒絶に遭っていました キング牧師ガンジーマンデラのような人たち そして イエス・キリストもそうです これらの人たちは 拒絶によって 自分の可能性を限定することなく 拒絶に対する自分の反応の仕方で 自分の道を決定していきました 拒絶に向き合ったんです


このような偉大な人にならずとも 拒絶について学ぶことはできます 私の場合は 拒絶が 呪縛であり 恐怖の対象でした 逃げ回ることで ずっと拒絶に苛まれていました それから拒絶に向き合い始め 拒絶を 人生最大の授かりものに変えたんです 私は 拒絶をチャンスに変える方法を 人に教えはじめました ブログや 講演や 最近出した本を使い そのための技術まで開発して 拒絶への恐怖心を克服する手助けをしています


人生で拒絶を経験したら 次に壁にぶつかり 失敗に直面したら 可能性について考えてみてください 逃げないで下さい ただ 向き合うだけで 賜物に変わるかもしれません


ありがとうございました

《引用記事終わり》

タイは、国王陛下服喪期間中だが

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今年の10月までは、表だったイベントを開催はしないと思ってはいたが、、、

タイ観光庁によると、タイの大きなイベントの1つである、水かけ祭りは今年2017年は開催されるようだ!


チェンマイ水掛け祭り2017

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毎年多くの国内外観光客が参加している、チェンマイの守護神プラ・プッタシヒンへの水掛けパレードは、4月13日(木)13:30~18:00にサンパコイ交差点からワット・プラシンにかけてのルートで行われる予定です。
13日以外もチェンマイ市街各地は水掛け祭りで賑わいます。
※通常正月三が日は、4月13~15日の3日間を指しますが、2017年は4月13~17日までの5連休となっています。




当初は喪に服していることから、水掛け祭りは来年の2018年から復活だと思っていたので、タイ好きな僕としてはこれはたまらない。
何とかしていきたいところ。

タイは食事も旨いし、気候は良くて人も良いし、サービス業の料金は年々上がっているが、それでもまだまだ魅力的。

様々な航空会社が参入し、チケット料金についてはリーズナブルになっているので、そういったところも嬉しい。

国王が亡くなって半年くらいだが、一年も経たずにいつものタイに戻る日は近いのかもしれない。

とはいえ、このように国中が喪に服している独特の雰囲気の中で、タイ旅行をすることもなかなか無い訳で、そういった意味では躊躇せずに行くべきかも。

薔薇を胸に刺してくれるらしいが、繁華街も通常通り営業しているようだし。


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大企業病のようなものは、トップダウン型経営で解決するのだろうか

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シャープ

 

連日、株価が上昇。

目先のニュース、株価の材料は明るいものばかりだ。

 

昨年、鴻海精密からの出資が完了すると、現社長、カクタイメイ氏の右腕でもある戴正呉氏は自身の直下に「社長室」を新設し、それ以外は部長や参事など役職を全て廃止。
全ての事業部を自身の目が届く、トップダウン型組織作りに転換した。

 

www.nikkei.com

 

その効果は一目瞭然、1年足らずで赤字脱却、黒字転換、そして東証一部に返り咲きの報道まで。
繰り返すが、まだ1年もたっていない。

 

japan.cnet.com

 

 

大企業病

大きくなりすぎて、一つの会社なのに部門ごとに違う会社の人間を見るようなふるまい、そこから生まれる縦割り組織の弊害、そして意思決定の遅さ。

 

そういった事が業績不振に陥っている企業の理由の一つであり、それで十分に機能し、利益が出ているうちはまだいいが、赤字に転落し、銀行も金を貸さず、手元現金に乏しい場合は、当事者能力を失ってしまい、自ら組織を改編する力も持たない。


サラリーマン勤めの人間なら分かるが、例えば、稟議書や、何か企画を通す時に、あの、間に入る人間の鬱陶しさ。
上司は選べないので仕方がないが、まずは無能な上司を説得しなければならないという不要なプロセス。

それは悪しき習慣、というべきものであることは、シャープの今の業績を見れば一目瞭然。

 

外資に買収されてしまった結果は、日本国経済の没落という点では憂慮すべきところではあるものの、またトップダウン型経営はとかく「独裁」と批判されがちではあるが、上述のシャープのような業績不振企業の立て直しとなると、局面によってはプラス側面が大きく活かされるという点は否めない。

 

また、シャープでは信賞必罰、すなわち高いパフォーマンスを上げた社員には、高い報酬を与えるというやり方を取っているが、この手法の真価が問われるのはこれからであり、結果が出るのもそう遠くはない。

 

www.asahi.com

 


一方で不思議なのは、足元の業績が割りと好調で、とはいえ社員数が大企業には遠く及ばない中小企業において、役職や肩書きのついている者が多いケース。

シャープの場合と逆だ。



具体的には、幹部と末端社員含め50名にも満たない株式会社で、社長、常務、取締役、相談役、次長、部長、副部長、課長、係長、そして主任といったもの。

何も肩書きがないのは、入社したばかりの社員のみ。


それくらいの規模の会社の持ち味はトップダウンのスピード経営なはずだが、何かを企画するときに稟議にかけることもある。


本当のところの理由は分からないが、むかし勤めていた会社の経営者は、「社員に働くステータスを感じてもらえる規模の会社にしたい」と話していたので、もしかすると、ゼロから一代で築き上げた創業者は、その子供のような会社を「ドレスアップ」したがる傾向にあるのかもしれない。


とかく、持ち味をころしがちな、大企業のような組織作りをしたがる。


中小企業の方でも割りと規模が大きい会社でも、更に役職数やポストを創設するところもあって、

『副部長待遇』とか、『部長同等』という、意味不明の記載がある名刺を受け取ったことがある。


噴飯ものだが、当の本人は大真面目だし、会社としても長年勤めてきた人間に対しての処遇も設けなければならない苦肉の策なのだろう。


日本型経営は時代によって批判や称賛の対象になり、また企業の在り方そのものも過渡期に差し掛かっていて、万能に通ずる解決策はまだ見当たらないが、信賞必罰とトップダウン型経営が必要なケースは無くなりそうもない。


目に見えて結果が現れやすいからだ。

雑誌や本に載っているおすすめ株でも上昇することはある

資源株。
2016/12/01 - OPEC総会で減産合意後。

 

 

国際石油開発帝石

 

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7万円台で購入出来た。

 


三井海洋開発

 

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昨年は15万円台まで落ちた。
この銘柄はザイ!に掲載されていて、僕も16万円くらいで購入した。
原油が待ち切れず売ってしまったので利益はほんの少しだけ)

 

更には丸紅。

 

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共通しているのは、PBRが1を割っていて、三井海洋開発は1に戻したが、それでも割安な水準にはあることと、10万円台、もしくは10万円以内からで購入できる株であるということ。

 

投資の神様として一躍有名になった、竹田氏の投資手法として、優良銘柄を安く購入して長期保有し決して売却しない、というものがあるが、確かに、売らずに我慢していれば、利益は出ていた。

少なくとも、この三銘柄だけで10万円くらいの利益が出ていた。

 

とはえいえ、人間は将来的な手堅い儲けよりも、今すぐ目の前で上がっている銘柄に飛びつきがちだし、上がっている銘柄の中でも、例えば株価が10倍くらいになったりすることはあるので、どうしてもその方向に流れてしまう。

 

それに、長期保有のつもりで購入しても、資金力が無ければ資産はなかなか増やせない。

ただまあ、考えてみれば上述のように年間10万円だとしても、何もせずに普通預金にしていれば1円もつかないことを考えれば、かなり利回りは良いということにはなる。

またNISAで購入できる範囲内だし、そうすると税金もかからない。

 

重要なのは実際に売買してみて、自分がどの手法に合っているのかを探ることだろう。

 

株式投資はタイミングが良ければ儲からない」

 

その道のプロに質問したときに返ってきた答えだが、優良銘柄を、良いタイミングで買う、ということに尽きる。

だが、それが出来れば苦労はしないという話。

 

個人的には、値動きが荒い銘柄だとやはり安心できないので、長期保有が本来は理想。

 

そして今は、ペッパーフードサービスをどうしようか迷っている。

 

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五万円の時もあったのになー。