北朝鮮に左右される資産
昨年からシャープ株を保有していたが、北朝鮮のミサイル情勢から値動きが下落傾向にあったため、泣く泣く手放した。
シャープには友人も働いており、ホンハイ傘下になっても特別な思い入れから売却せずに保有していた。
しかし北朝鮮情勢には抵抗できず、資産の目減りに耐えられるはずもなかった。
大体185円くらいで購入たのでプラスは出ているが、500円くらいまで値をつけた点を考えると売り時は逃している。
株式投資では、しきり出口戦略の重要性について説かれる。
元々は軍事用語が転じて現在のように使用されているが、僕自身、その出口戦略を練らずに北朝鮮の軍事行動に資産を左右されてしまっているのだから皮肉というほかない。
多くの株が下落や乏しい値動きの一方で、上昇著しい株もある。
考えてみれば、核兵器や日本も無関係ではすまされない有事の今、それ金儲けに繋がるというのが凄い。
とはいえ僕は今年の頭に起きた金正男暗殺の時に石川製作所株に手をだし、20万円くらいの損失を出した。
他にも法的整理となってしまった、タカタ株でも損失を出し、シャープのプラスと相殺しても30万円以上の損失となっている。
出口戦略もへったくれもなく、株式投資などはなからすべきではなかった、という状況だ。
とはいえプロのトレーダーでも、あらかじめ損失を想定し、逆算してどこまでリスクをとれるか含め投資スタイルを組み立てるようだ。
損失が出るのは前提らしい。
プロでさえそうなのだから僕のような素人はとても太刀打ち出来ない。
ニッポン放送株で日本中を騒がせた村上良彰氏の著書、生涯投資家では、
「株は上がり始めたら買え、下がり始めたら売れ、という父の教えを守っている」
と記されていた。