不動産"プチバブル"は終焉か

2013年の異次元金融緩和と、安倍政権の発足で株高円安に方向づけられたが、同時にそれは不動産市場への資金の流入を意味していたようだ。

足元の日経平均も2万円台を超えたのちに低迷し、1万9千円台に乗ったものの、今はまた北朝鮮問題で揺れ、1万9千円台を割っている、そして円高だ。

 

お金の行先は最も利益が生まれやすいところに向きがちなので、株以外だと当然不動産投資となる。
現在これが過剰な資金流入となり"プチバブル"の様相を帯びている模様。

 

 

headlines.yahoo.co.jp

 

www.nikkei.com

 

 

僕の地元のアパートでも、空き室が随分と目立つようになった。
新築のアパートは流石にすぐに満室になるが、ただ、中には1年を絶たずして空き家となるところも。

 

居住地である周辺の住居供給率を見てみると、既に今の時点で供給過多に陥っていて、

空き室が増える理由の一つは、その点にあることは間違いない。

とにかくここ最近の建設ラッシュには目を見張るものがある。
猫も杓子も不動産投資、不動産投資、「大家さんになりませんか」の掛け声は、今やあちこちで聞かれる。

 

上述の産経新聞のように、ある種の資金の締め付けが行われると、そのお金は今度はどこに向かうのか。

タンジブルエコノミー(実物経済)である、例えば石油や金なのか。

 

いずれにしろ、不動産市場はプロだけでなくてアマの不動産投資家が渦巻き、パイの奪い合いを繰り返しているように見える。

最後に勝つのは誰か分からないが、やはり割を食うのは素人に近い大家で、不動産業者は管理と売買をするだけだから、どう転ぼうが顧客がついている限りは儲けられる。

不動産市場にお金が入ってこなくなると、そのしわ寄せはどこにいくのか。

 

いま不動産投資をしても、もう遅いと個人的には思う。

中古物件なら別かもしれないが。