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タカタが熱くて目がはなせない

政治・経済

昨年末から今現在にかけて、まさにジェットコースターのような動き。

私的整理と法的整理と、自動車各社の思惑、下請け会社および日本株式への影響。

かつての栄光を極めた企業が転落し、そこから復活を遂げて再び上昇する銘柄を業績回復株と表現されるようだ。

オリンパスやシャープ、東芝(V字回復からまた今混乱中)そして法的整理とはなったがJAL

 

いま熱視線が注がれるのは、タカタ。


業績回復株を買う、というのは簡単だが、安定するまでは本当に売りたくなるようなニュースばかり流れる。

そこでこれまでの流れを簡単に、自分で整理するために記してみる。

 

 

■時系列■
2016/12/29 米司法省と近く和解の報道 株価1,000円超え

2017/01/19 タカタ再建、スポンサー2社が法的整理提案 株価449円

*有力スポンサー候補
エアバッグ最大手のオートリブ(スウェーデン
・キー・セーフティ・システムズ(KSS)に、ダイセルと米投資ファンドベインキャピタルの連合も参加

 

*記事*

2月上旬ごろまでに最有力のスポンサー候補が選定され、4月までに正式決定される見通し

ブルームバーグ記事
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-19/OK045J6K50XZ01


2017/01/24 「あたかも法的整理を前提に進められているかのような誤解を招きかねない一部報道により混乱をきたしているが、法的手段による再建を選択することは想定していない」

株価719円くらいまで上昇して今は585円(01/27/17前場終了時点)

 


■メディアその他ネットによる情報■

*車各社の思惑*

タカタの法的整理提案 支援候補2陣営 車各社も賛同 事業は継続

2017/01/19 日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ17I61_Y7A110C1MM8000/

 

リコール費用を回収できなくなる恐れのある私的整理は、自動車各社の株主の理解を得にくく透明性を確保するため法的整理が必要との意見も強まる

2017/01/19 サンケイビズ
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170119/bsa1701192104007-n1.htm

 

「タカタ本体について、法的整理の必要性は譲れない」。ある自動車メーカーの幹部 2017/01/19 日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ18I4K_Y7A110C1EA1000/


この時点で、「自動車メーカーは法的整理を望んでいるのか」と感じるが、でも昨年段階では


取引先の自動車メーカーはタカタ向け債権の大幅削減による損失などを懸念して、私的整理を推す声がほとんどだ。

2016/11/04 産経新聞
http://www.sankei.com/economy/news/161104/ecn1611040032-n2.html


ある自動車メーカー幹部は、「リコール費用の負担割合が膨らむことになる法的整理は何としても避けたい」

2016/10/04 週刊ダイヤモンド
http://diamond.jp/articles/print/103444


どっちが本音なのだろう、意味が分からない。矛盾している。


だが一方で別の見方もある。

 

タカタは2月にもスポンサー企業を固めたい考えだが
「この時期に法的整理案が表面化すること自体、タカタに譲歩を迫るための策ではないか」(部品メーカー幹部)

2017/01/19 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20170120/k00/00m/020/081000c

 

「タカタ「1兆円倒産」に現実味」というタイトルだが以下↓↓
一方で、大型破綻の株式市場への影響を避けたい首相官邸の思惑もある。

2017/01/19 月刊ベルダ
http://www.bestbookweb.com/verdad/article.php?id=20161202

 

 

客観的な情報からもタカタをみたい。

 


■リコール費用■

ホンダ 5560億円
トヨタ 2510億円
日産  1279億円
富士重 1010億円
マツダ  408億円
三菱自  343億円
その他 2050億円

合計1兆3160億円

※ナカニシ自動車産業リサーチ推定



◼簡単な会社状況◼

タカタ(四季報から)


シートベルト、エアバックなどの自動車安全部品で世界2位の規模


発行済株式

50パーセント以上をタカタ一束が保有


2016年3月期

売上高約7180億円

営業利益約421億円

当期純利益約352億円

※リコール費用は含まず


資本金約418億円

現金約576億円



最もリコール費用の大きなホンダ(四季報から)


2016年3月期

売上高14約兆円

営業利益約5033億円

税引前利益約6354億円


2016年第二四半期

連結決算報告書から

総資産約16兆9884億円

純資産約6兆8042億円



読めば読むほど、タカタは何とかなりそうじゃないか、という気持ちと、ハラハラさせるジェットコースター株価に翻弄される気持ちが錯綜し、冷静さを失ってしまいがちだ。



いずれにしてもまだまだ目がはなせない。

昨年のシャープとホンハイのような、神経ピリピリ気味の日が、まだ続くなあ。



小宮氏の記事も古いが面白い。


ホンダとタカタの業績を分析する(2015年の記事)

http://archive.fo/QxZHr