家を買う人が周りに増えている

僕は34歳で独身でぼろい賃貸アパートに一人で住んでいるが、周りで家を買う人が増えた。

戸建て、マンションといった自分が住む物件はもちろんのこと、アパート一棟を購入した者もいる。

年齢も、20代後半と30代後半、40代前半と様々だ。

 

僕にはそんな甲斐性も資力もないので、家を買うという発想そのものが無いし
アベノミクスとはいっても生活は特に良くなったとも感じない。
ただ、一部の土地と不動産の価格は上がっていて、インフレ政策を取っているものだから生活は苦しくなるのが普通であるのになぜ家を買えるのか、不思議でならない。

 

マイナス金利で儲けられなくなった地銀等が、公務員や準公務員、そして大手民間企業に勤めるサラリーマンにお金を貸す。
借りた人たちはサラリーマン大家をやって、家賃収入で借入返済をする。

そういう真面目な人間は世間体を気にするので、多少苦しくても延滞することはない...という記事を目にしたが、今や住む家を買っていわゆる住宅ローンを組むよりも大家になって不動産経営を行う方がたやすいことなのかもしれない。

 

戸建て、マンションを購入した知人はどちらも、頭金を数年かけて貯めており、それをもとに借入をして今のこの低金利のメリットの恩恵を受けて堅実にそれぞれ物件を購入した。

一方で、アパートを購入した知人は、頭金なし。
さぞや高額所得者と思いきや、年収は手取りベースで200万円。
奥さんと共働きでも300万円がやっとだ。

アパートは中古とはいえ、決して安い価格ではない。

「よく銀行が貸してくれたと思った」と話していたが、本当にその通りで、これはバブルじゃないか?と感じる。

 

僕はそこまで不動産投資やその関連知識に通じている訳ではない、それでも、この状況はちょっと異常だと思う。
建築価格も年々上がっている。

 

森永卓郎氏が東京オリンピックの前年にはあらかた建築工事が完了するので、そのタイミングでバブルがはじけると予言した。

 

数年後この知人らがどうなっているのか、今の時点では僕には想像がつかない。

 

とはいえ、本来は家やアパートを買うほどの資力と知力をもたない者までもが、不動産を購入しているというケースが現実に起きている。