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村本ザナイトという深夜の番組

途中から観て、僕が観た時間帯には格差社会についてトークを繰り広げていたが。

 

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左から、村本氏、若新?堀潤氏。

 

 

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印象的だったのは、元NHK堀潤氏。


NHKを辞めて後、お金がホントになくて、明日のお金をどう工面するか、そればかり考えていた。電車に乗ってもその事ばかりが気にかかって、隣の女性のつり革を持つ腕がちょっとこちらに触れただけでイラついたり、こんな風ではいけないな、と思ったりした」と、自身の経験を紐解きつつ、以前い取材した工場で勤務する派遣社員についてエピソードを話す。

 

「村本さん、工場に勤務する派遣社員は、どこが管理しているか分かります?普通は人事部が人を見て評価して給与査定もするけど、あの人たちは、(工場勤務の派遣社員)資材部の管理なんです。部品だとか、資材、を管理している部署と同じ。
派遣社員の人が、"あのね堀さん、堀さんとこはちゃんと人事部が査定して給与評価してってあるけど、俺たちは資材部なんですよ、だから、その辺にあるトンカチと同じ。そんな状況で、何を考えられます?"って話してて」と、派遣社員の過酷な現実について言及し、「貧困は思考を奪ってしまう、何かを考える余裕がなくなってしまう」と持論を展開した。

 

 

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村本氏は、「僕はそれこそ月給8万円とかで、家賃に2万円とかの家に住んで、
安い弁当買ってって。でも貧乏だと思わなかったですよ。悪い人に騙されて400万円くらいの借金背負った時も、コツコツコンペとかで優勝して返しましたし」といった、売れない時代のエピソードを披露し、生活が苦しいのは、その人自身に問題がある、といった立場を見せた。


過酷な状況でも、頑張れる人と頑張れない人は確かに存在して、村本氏も堀潤氏も、「我々は頑張れる」と共通認識を抱いたようだが。


一方で堀潤氏は、「だけど、頑張っても這い上がれない可能性がこれからは出てくる。そもそのもスタートラインが皆同じではない。年収200万とかで、生活保護受けていてとかって家族だと、どうしても教育の機会が少なくなる(費用面で)
だから、そこは国が、全員のスタートラインを白線で引いてちゃんと同じにする必要がある、一番わかりやすいのは大学まで学費無料とかね」とも話した。

 

このような内容は未だに解決策の出ないなかなか難しい問題だ。
とはいえ国が、ある一定以上の年収の人間にスポットを当てた政治を展開すると、これ以上国の浮上は期待できない、なぜなら、収入が少ない人の方が今は圧倒的に多いから。


以前、地方に職が無いから東京に出てきたは良いが、なかなか良い仕事に巡り合えず、警備員として働く30代から40代の男性のドキュメンタリーが流れていた。
警備会社が保有する寮に、一部屋に男4人くらいがぎゅうぎゅうになって生活をしていて、月の負担は2,3万円くらいだがまさにその日暮らし。

 

そのような生活から脱出するには、まずは思考から変えなければならず、それには"希望"と何らかの人生をイメージすることが大事になる。


だが、上記の堀潤氏のように、貧困が思考を奪ってしまう、奪われてしまうと、もうどうにもならない。

そういったことを考えるのが面倒だから、テレビを観て毎日を過ごす。

 

今回のトーク番組で、堀潤氏が労働観について少し触れていたが、「もう一度、一生懸命に働く」という価値観が、必要になるのかもしれない。
原点回帰ではないが、そういう時代に戻るかもしれない、といった言葉も印象的だった。

 

本当は遊んでいる場合ではないのかもしれない、ということだろう。