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寝ない、食べない、話さない、と、人は壊れるのか

メンタル・人生・格言

友人が不安でたまらないと、毎日のように僕に電話口やテレビ電話、ラインで泣きついてきた。

正直、自分の時間が取られてしまって身動き出来なくてたまらんので、心療内科への受信をすすめたら今日、受診してきたと連絡があった。

 

「不安障害だと診察された」と友人は言い、その医師は自分のことを良く分かってくれたと、大変満足気にラインしてきた。

 

入室した瞬間に、辛そうだね、と、医師に声をかけられたそうで、「一発で自分のことを見抜いたんだよ」と得意気にも話したが、そもそも辛いから君は病院へ行ったんでないか...。
とは思いながらも、症状が改善された友人を嬉しく思っていた。

 

どうやらエチゾラムを処方されたようで、それを服用してすぐに、不安な気持ちが薄らぎ非常に楽になって食欲も戻ってきたと、友人は落ち着きを見せた。

 

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僕は以前から、人間の精神が、おかしくなる瞬間について興味を持っていて、様々な文献や人の話、そして専門家の話を聞いて、自分なりの結論として、

 

寝ずに、食べなくて、誰とも話さない

 

という状況が続くと、精神に何らかの変調をきたすのではないかと思っている。

 

忙しい現代人は、どれか一つ、または二つ欠けることは珍しくないかもしれない。
だが、注意を払っていれば三つ欠けることはないはずだ。

 

上記の友人は、僕以外に自身の愚痴や話を聞いてくれる人間がいないようで、つまり話さないようでまた彼はいま有給消化中で働いておらず、家から殆ど出ることもない。

 

僕は仕事をしているし他にもやることがあるので、彼にかまっている暇はないから
しばらくすると友人は心が何かしらの不安にむしばまれ、だがそれを話したり打ち明けたりする相手もおらずそこから食欲が無くなり、睡眠時間も短くなり、そして今回見事に不安障害と診断された。

 

「食欲がないんだ」と彼は話していたが、そういう時こそ、旨いご飯を食べれば良いのに、と僕は思う。

ノイローゼの人を毎日のように美味しい焼肉店に連れて行って、ホルモンや牛カルビやロースといった肉を食べさせたら嘘のように良くなったという話を聞いてから、僕も元気がないときや睡眠時間が少ない時は、努めて旨いもの、特に肉を食べるようにしていたら、やはり、精神に変調をきたすことは無くなった。

 

人間はおいしいものを食べながら元気をなくすことは出来ない、ということを実感したのだ。

 

とはいえ、「あなたはメンタルが強いから」と指摘されればそれまでで、これは何の科学的根拠もないが、人間は二つの事を考えられない生き物であることは間違いなく、おいしいものを食べながら不幸を感じることは、本来出来ないはずなのだ。

 

食べることが本当にできないのなら、睡眠、だから、この時は薬が必要なのかもしれない。

眠るために。

寝ると、あんなに元気がなかったのが嘘のように晴れ晴れとした、という経験は誰しもあるはずだ。


よく考えてみれば全て普通のことなのだが、欠けてしまう社会に問題があるのか、自分に問題があるのか。


これは分からんので、しばらくは友人の様子を見てみようと思う。