色々な面で無理が出ていることを毎日感じる

ずっと同じやり方を、時代にそぐわない形で行っていることが理由で、様々な面で物事を"維持できない"状況になっている。
これは一つのくくりには出来ない、日本全体の問題だ。

 

 

マツコデラックス

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平等に貧しくなろう 社会学者・東京大名誉教授 上野千鶴子さん

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例えばサービス業では、「お客様第一」を表向きは標榜していながら、現実として会社は利益を追求しなければならないことから、応えられる要求にはおのずと限界があり、
お客の機嫌をそこねないようにしつつ、出来ないことは出来ないと納得してもらいながらも、なかなか無理のある提案をして、そして最初から最後まで下手下手に対応する、という、かなり難しい水準のものを従業員は求められる。

そして"誰にでもできる仕事"だから、給与は安い。


誰もかれもが苦しいので、しわ寄せは末端にいきがちだし、上の人は責任を取りたがらないどころか、逃げる。


そういったことからなのか、最近は日本の行き過ぎたサービス、「お客様は神様」に異論を唱える人間も出てきていて、少しづつではあるが、旧態依然とした、漠然としていて見えなかった日本の風潮のようなものに風穴があいてきていると感じる。

 

そうすると、あちらを立てればこちらが立たずで、維持できなくなったサービスを何が補うのか、なかなか苦しい選択を迫られているのも事実なわけで。


とはいえ、かつてニートとして注目されたPHA氏の生き方が、やはり以前よりも叩かれなくなっている点に時代の潮目を感じる。

否応なしに、日本はいま過渡期で変化を求められている時期なのだろう。


「...抜ける人が多くなれば、段々流れは変わってくる」とPHA氏はNHKの番組で話していたが、実際のこの流れが続くようなら、政府も何かしらの手段を講じる必要性に迫られるし、選択肢の無さを嘆いて死を選ぶ人間にも、活路は開ける、と、期待したい。

 

生き方はたくさんあって、選択できた方が良いに決まっている。