夜の時間の過ごし方に困ることがある

趣味があれば夜の時間を過ごすには困らない。


まず僕は酒をやらない。


ギャンブルもやらないし、任天堂のゲームやスマホのアプリ等に興じることもない。


女は買うこともあるが、年のうちで数えられる程度。

趣味と呼べるほどでもない。


趣味=風俗


というのもおかしいが。


マラソンを週に五日程度こなすが、好きでもないしきついだけだ、進んでやりたいものではない。


以前、年輩のビジネスマンと話をしたとき、「君は酒をやるのかね?」と質問され、いえ飲みません、と答えると、夜の時間はどう過ごすのかと問われ、答えに窮したことがあった。


そのビジネスマンも酒をやらないようで、「夜の時間の過ごし方に困るんだよなあ」と話していたが。


考えてみると、僕にはこれといった趣味がない。


本は読むが読書家というほどでもないし、集中力が1時間と持たない。


以前は、というか今も時間の許す限り映画を観るが、100分以上の作品を鑑賞する時はそれなりに覚悟がいる。

頭をシャキッとしていないと、日頃の疲れが出て寝てしまうのだ。


上述のビジネスマンからの質問のように、よく休日や空いている時間に何をしているか聞かれるのだが、僕も逆に聞き返すことも多い。


ゴルフ

ゲーム

スポーツ

飲み会

子供


人それぞれだが、返ってきた答えは主にこんなところだ。


一方で、プラモデル製作や裁縫といったインドア的なものから、サイクリングや舞踊といったアクティブな趣味に興じる者もいる。


そうした人たちは仕事に重きをおかないし、仕事のための自己研鑽など皆無。


それが良いとか悪いとかの話ではなく、彼等にとってはもはや趣味の領域を越えているのだろう。


趣味とは一人で時間を潰すことができるもの


そんな台詞をどこかで目にしたが、これだけ多様な人生が歩める時代、趣味は無いよりもあった方が良いと個人的には思う。


趣味=仕事


みたいな、価値観をごり押しする世代が僕の上には多いが、定年してやることがない人々もいるなか、その価値観が完全ではないことも白日のもとにさらされた。



仕事人間がいけないというのではなく、それ以外の、何か打ち込める対象があった方がより有益に時間が過ごせる。


対象は多ければ多いほどいい。


何らかの理由で、例えば加齢による体力の衰えでスポーツに打ち込めなくなると、何もなくなってしまう。


人生は短いけど、思っているよりも長い。


無駄なことをする時間は結構あるし、僕自身、時間管理をきっちりして物事を効率よくこなしたところで、空いた時間になにもすることがないことも多い。


だからこんなショウもないblogを毎日更新する時間もある。