ミャンマーに初めて渡航してからやがて一年になる

ロヒンギャ問題で揺れるミャンマーだが。


news.yahoo.co.jp


今は雨季の真っ最中のミャンマーは、来月の10月下旬くらいから少しずつ雨が上がり、年間のなかで最も過ごしやすく、観光には最適な時期に入ってくる。


僕は昨年の10月に初めてミャンマーを訪れ、アジア最後のフロンティアと呼ばれる同国の素晴らしさに魅了された。
このblogもミャンマーから帰国して開始したのだが、時の流れは早くもう一年になろうとしている。


ヤンゴンは同国で最も栄えた都市だが、一歩道を入ると未だに舗装されていない道路も多く、高層ビルと古い家屋が混在する。
経済成長著しい国であることは間違いない。


f:id:hungoveray:20170917224406j:plain


僕が渡航する昨年には、少数民族によるちょっとした武力衝突があったものの、外務省からの渡航注意の達しは出ていなかったし、今もロヒンギャ問題が渡航に影響している訳ではなさそうだ。(一部地域除く)


ミャンマー連邦共和国 | 外務省


www.anzen.mofa.go.jp


ミャンマーに行く前の予備知識のために、高野秀行氏の著書を読んでいて、その著書にもミャンマー人は驚く程に政治的な話でタブーがないと記されていたが、僕が乗車したタクシーの運転手も普通に軍政権だった時の幹部を批判していた。


f:id:hungoveray:20170917224541j:plain


アウンサンスーチーのことについても質問したが、彼女はやはり英雄視されている側面がある。


f:id:hungoveray:20170917224623j:plain


《NLD(国民民主連盟)本部の様子》


ミャンマーという国には今、世界中からお金が濁流のごとく押し寄せていて、建設ラッシュは相当なものだし、日本から民間企業も数多く参入していて、その流れは通常のビジネスのみならず、キャバクラといった風俗業界まで波及するほど。


f:id:hungoveray:20170917224748j:plain


年々、観光地における料金も値上がりしているし、風俗の料金にしても確実に上昇している。



見所はたくさんあるが、僕は熱さと雨にやられてしまい、そこまで多くの観光スポットを訪問することは出来なかった。
パガンやマンダレー等も素晴らしいものがあり、まだまだミャンマーという国を掴みきれてはいない。


現地の人々にしてもロンジーばかりではなく、世界中の若者のようにデニムや半パンも着用するし、僕と同年代の政治犯として投獄された男性はミャンマーラップを披露し、同国の発展を願う。


旧態依然とした体制からの脱却と、混沌とした中にあるミャンマー人特有の温和な雰囲気が共存する、何とも刺激的な国だ。


もう一度行きたい。


個人的には、欧米諸国よりも東南アジアが熱いと思う。

もしくは南米、特にキューバ