タイも通常の状態に戻りつつあるようだ

プミポン国王が亡くなり、国民が喪に服して約10か月。
まだ一年は経過しないものの、町の風景は通常の状態に戻りつつあるらしい、タイに渡航してきた知人からそう聞いた。


警備員や、ビジネスマンというか、そういう人たちは黒っぽい服を着用しているようだが、それ以外は普段通りらしい。


www.thailandtravel.or.jp


タイ。


アジアの独特な熱気と、ギラギラした感じと、微笑みの国と呼ばれるくらいの穏和な人々と、様々な空気がミックスされ1つの大きなうねりをもたらす。

そんな国。

3年前に初めて訪れたときは、ゴーゴーバーのあまりの刺激に頭がひっくり返る程の衝撃を受けた。


僕が宿泊していたホテルには美しいフロントの女性がいて、微笑みの国らしく、非常に美しい笑顔を僕に見せてくれた。


町でバスを待っている女学生も、僕と目が合うと微笑んでくれたことを覚えている。

友人と遅くまでのみ明かし、ホテルに戻ってくるとホテル正面の歩道で立ちんぼのニューハーフがいた。

いわゆる売春婦(売春夫か?)だが、見た目を自分なりに美しく装っていて、酔っ払いの目からは女に見えたことだろう。

僕は酒をやらないのですぐに男であると分かったが、なぜかその売春夫に気に入られてしまい、LINEまで交換した。

でたらめな英語で、


「私は田舎から出てきて、夜はこの仕事で稼ぎながら昼は大学に通ってるの。お金を実家に仕送りもしている、夢は女になって、スターになることよ」


と熱く語る彼女は、少し酒によってはいたものの、その胸と目には希望が満ち溢れていた。


どうみても僕より貧しいし、国もまだまだ経済的に立ち行かない点はあるが、不思議と悲壮感は見られない。


海外にいくと、そういう、自分が忘れかけている、何か心の奥底にある、人間を突き動かす熱い想いのようなものを感じることが出きる。


タイは、アジアの中でもダイナミズムに溢れ刺激的な国だ。

喪が明けたらまた行ってみたい。


竹澤氏のように捕まらんようにせんと。


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