漠然とした不安とうまく付き合っていく

仕事が感情を抑えなければならない内容のため、抑圧された持って行きどころのない感情にカキ乱される事が多い。
対顧客の心情に常に合わせ、こちらの心を圧し殺し、一定のトーンを保つ必要があるので酷く疲れる。
ストレス負荷も半端ではないし、白髪も増えた。

だがこれは、僕の仕事に限らず現代の日本人に巣食う、病魔のようなものだろう。

仕事で感情を乱される事が影響してか、普段何気ないシーンで漠然とした不安感に襲われ、押し潰されそうになったり身動きが取れなくなりそうになる。

呼吸は苦しくはないが、浅いために何だか圧迫感がある。
加えて動悸が早くなることもしばしばだ。
更年期障害にはまだ早いので、単なる情緒不安定の類いだと思うのだが。


とはいえ、 "漠然とした不安" で検索すると、上位結果を狙った下らない記事ばかりで、どうにもならない。


いま不安に思っていることを書き出せ

とか

恐れている対象を紙に書く

だとか、色々あるものの、そもそも漠然としたものなのだからどう対処すれば良いのかも全く分からない。


不安神経症というものがあるらしいが、少しこれに症状が近い。


www.mental-health.org


だが薬で治癒するものでも無いようだし、今一実体も掴みにくい。

そもそも不安というものは人間に備わった防衛機能の一つらしく、正常通り動いていれば危険な行動を避けることが出来るものらしい。
サイコパスはその手の機能が著しく劣っているということだろうか。


いずれにしろ、この装置には個人差があり、かつ僕のような仕事をしていると、その調整装置のようなものが誤作動を起こすのかもしれない。
不安は上手くつかえば自分のみを安全に守る適切なものであるはずだが、その装置が狂うとどうしていいのか分からなくて途方にくれる。

原因はある程度分かっていて、変えなければならないことも知っているが、それが出来ない自分がいるので
今のところだましだましやっている、というのが本当のとこだ。

うまく付き合っているつもりだが、以前かなりパニックに陥ったことがあり、かなり動揺した。
平静を取り戻すのに時間は要ししなかったが、離人症にでもなったかのような、おかしな気分になってしまった。

もうだませないところまできているのかもしれない。