東芝の半導体技術はどれぐらいの価値があって、それが流出するのはどういうことを意味するのだろうか

家電部門を中国企業に売却し、医療部門もキャノンに売却。

原子力についてはWH(ウェスチングハウス)の大幅赤字で今や本体まで火の車の東芝

そして最後にして日本が誇る最高の技術、半導体についてもついに売却。

何が残るのか、という点が疑問だが、今後は社会インフラを軸として事業を展開していくとするものの、先日行われた決算では異例の監査意見なしというもの。

 

東芝上場廃止となれば、様々なステークホルダーが大きな影響を受けるが、他の側面でも、上述した最高の半導体技術が、日本から流出してしまうことにも識者は警笛を鳴らす。

 

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 これまでは赤字問題もさることながら、上場廃止の可能性、経営陣刷新、今後の事業の方向性、そしてWH問題についての責任の言及が多かったが、技術流出という観点から、ここまで分かりやすくかつ残酷なまでに突き付けられた現実はない。

 

日本人は、最高の技術を作り出せる能力があるが、それを運営する経営力とキャッシュが無い、という点は痛い指摘。

 

文中のタカタにしても、世界でも有数の技術を持っている点については共通している訳で、それが日本以外の国に流れてしまうのは、同じ日本人として大変残念ではある。