まさお氏がしんでしまった
会社の上司が最近しきりに、「まさおくんがしんじゃった~」と嘆くものだから
調べてみたら、金正男の事だった。
金正恩の異母兄弟で、かつては後継者として目されてもいた男。
日本では密入国で話題になったが。
ほぼ毎日彼の事件の真相を探る、といった報道がされていて、注目度が高い。
それにしても、熾烈な後継者争いを展開しているとはいえ、今の時代、血のつながった兄弟まであやめてしまうとは、凄まじい世界だ。
北朝鮮は世界史上稀に見る、三世代にわたる独裁国家で、今の金正恩が就任してからは
たくさんの人間が粛清の憂き目にあった。
優秀な人材は金正恩との距離が縮まるが、それは同時に粛清にもその分だけ近づくことを意味し、幹部は戦々恐々とし、優秀な人材は脱北を試みるといったケースも続いているようだ。
あるコメンテーターは、「粛清により独裁体制としては安定してきているが、国家は不安定になっている」と話した。
もしかすると、崩壊の日は近いのかもしれない。
例えば、親子代々続いてきた家業も、日本の古来からの言い習わしで、1代目が創業し、2代目が引き継ぎ、3代目でつぶす、というものがある。
国家もそれに当てはまるのかは分からないが、いずれにしても金正恩の手腕?が試される。
北朝鮮が崩壊するとどれだけの経済効果が生まれるか、すでに試算している者がいて、例えば、かの有名な投資家ジム・ロジャースも北朝鮮経済の有望さを独自の理論で展開した。
まあ、投資家は我田引水なところがあるだけにもちろん信用ならないが。
北朝鮮から目がはなせない。