今の日本はゲームとITが稼げるのだろうか

ITは人とお金が集まる。
"人工知能"という言葉はまた注目を集めているし、アプリ開発で億万長者になった人間は世界中にあふれている。

 

そしてゲーム。
僕が小学生の頃は、ゲームセンターのゲームが非常に人気で、ストリートファイターIIはもちろん、キングオブファイターズ、龍虎の拳といった格闘ゲームはさることながら、飛行機ものや、中学になるとビートマニアが非常に流行った。

 

ドラゴンクエストは殆どやりつくしたし、ファイナルファンタジーにしても1から始めた。今でこそスクエア・エニクスという会社がヒットを飛ばしているが、かつてはスクエアとエニクス両社は別会社で、エニクスはドラゴンクエスト、スクエアはファイナルファンタジーと、顧客層も少々違っていたと思う。

 

ファミコンからスーパーファミコン、プレステと様々なゲームにハマってある程度の年齢になってからは、ゲームセンターどころかゲームそのものをしなくなった。
街のゲームセンターもどんどん衰退しているように見えたし、この業界自体が、常に新陳代謝を繰り返し、古いものはどんどん廃れていくように感じていた。

 

だが、実際はそんなこと全然なかったのだろう。

昔のゲームの復刻版は当たり前のように出ているし、わざわざ高いお金を出してファミコンスーパーファミコンを買い求めて楽しむマニアもいるようだ。

ゲームセンターで20年くらい前に楽しまれたものについても、例えば90年代くらいからのゲームを一挙に集めて営業しているゲームセンターもある。
そこでは外国からわざわざゲームを楽しみに訪れる客層もいるほどだ。
定期的にイベントをやればお金も人も集まる。

 

それ程までに日本のゲームは凄い。

僕の友人にしても、長いことIT業界でシステム管理に携わっているが、初期のころは民間企業のシステム管理が、彼の仕事だったけれど、ここ5年は専ら自社が開発したゲームアプリのシステム管理に携わっている。

「経営者はゲームに興味はないと断言していたが、ゲームは儲かるんだよ」と話していた。

考えてみれば、スマホがこれだけ爆発的に普及して、そこでゲームに興じるのは自然の流れ。

 

ゲームの熱気はそこだけにとどまらず、ゲームセンターで興じるゲームも人気は高い。

世界一のプレーヤーを決める大会だってある、賞金にしてもなかなか金額が動く。

ある特定のゲームの腕前が凄腕ならば、そのプレーヤーがゲームしている様子をYOUTUBEのアップロードすると、よく分からないが、何らかの形でそれがお金になる仕組みもある。

 

僕が子供のころと違うのは、ゲームを作る側のみならず、ゲームをプレーする側もお金になる。

 

誰もそんな時代が訪れると予想していなかった。

 

子供のころはゲームばかりしていると本当に親に怒られた。

「ゲームばかりしていてもお金を稼げる時代になるから、もっとゲームをしていなさい」そう助言する者は一人もいなかった。

 

ゲームに興じ、何らかのシステムの言語に長じていて、ある程度の創造性があれば、しばらくの間はご飯は食べられるのかもしれない。

 

あと、ポルノも割と世界に誇れる凄いジャンルなのかも。

外国人からは日本のポルノレベルの高さを挙げられることも多い。(基準は分からないが)

 

それにしても、国民の大部分がゲームをして、あるいはポルノを楽しんでいるというのは、いったいどういう国だろうか。