「忙しい」という言葉や概念は人によって違う
忙しい忙しいとばかり言う人が、誰の周りでも結構いると思う。
「明日の予定は?」 「忙しい~」
「来週の予定は?」 「忙しい~」
「来月の予定は?」 「忙しい~」
「半年後の予定は?」 「忙しい~」
「来年の予定は?」 「忙しい~」
つまりいつも忙しい。
で何をやっているかというと、僕の周りでいえば、仕事以外に目立ったことはしていない。
その仕事にしても、例えば僕の友人はのんびりと仕事して、次にやることを五分くらいボーっとしながら考えてタバコ吸って、と。
それでも二言目には「忙しい」という。
「忙しい」という感覚も、当たり前ながら、受け止め方そのものや言葉、概念が人によって全く違う。
5分刻みで動いている人は忙しい、と言って良いかもしれないが、一日に用事が一つか二つしかない人でも、「その日は忙しい」という場合もある。
「忙しい」が口癖になってしまうと、誰からも誘われなくなるので僕は極力言わないようにしているのだが、忙しいを自ら連発して自慢する心理も見え隠れする場合があるようだ。
何の自慢にもならないが。