男の性にも色々ある

AV男優として有名な月野帯人(たいと)氏。


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月野帯人@SILK LABO (@tsukino_silk) on Twitter


バチバチのイケメンAV 男優で、体つきも素晴らしいし、その甘いマスクが特徴的。

女性向けのソフトなAVへの出演が多いようで、女性ファンからの支持も熱い。


その恵まれた容姿から華やかさをイメージするが、月野氏のAV業界としてのキャリアのスタートは決して満足なものではなかったようだ。


トーク番組に出演していた際に、自身のキャリアのスタートはゲイもののポルノへの出演であったことを明かし、周囲を驚かせた。


「AV男優募集の求人が出ていたので、20代の金がほしかった当時、軽い気持ちで面接に出掛けた」と話し、あれができるか、これができるかと、面接官からの数々のエッチ行為の質問に首をたてに降り続ける月野氏。

すると面接官が突然、この場で下半身を露出出来るか、と迫る。

月野氏は試験のひとつだと思い、言われた通りに。

すると今度は、勃起させるように指示があり、これも言う通りに。

極めつけは、その面接官(男性)が、月野氏の性器をしゃぶるので、それでイクようにと指示。


「おかしいとは思ったが、金がほしかったので」


と、甘いマスクに笑顔を見せ、面接官のその指示にも答えたと話す月野氏に誰もが驚いた。


結局、ゲイもののポルノに出演することになり、2年間出演。
その間、攻めも受けも、あらゆる行為に手を出したそうだ。


「そっちの方向に(ゲイの性に)目覚めることはなかったのか?」


そういった質問も寄せられたが、


「ならなかったですね。僕には嫌で嫌で仕方がなかった」

と月野氏は答えた、これには少なからず驚いた。


というのも、これまでの僕のイメージでは、いわゆる、男性が好きな人向けの男性ポルノは、出演する側も勿論、そっち系統の人ばかりだと思っていたからだ。

そういう意味では月野氏はプロだし、もしかすると出演男優同士どちらもノンケだったりすることもざらにあるのかもしれない。


男が好きな男の人の性といえば、相手をどうやって見つけるのかということ。

各地にある、「ハッテン場」というのは有名な話だし、新宿の一角が最も分かりやすいはず。

それ以外の場所はどうなのか。


僕はかつて、米軍兵向けのオッパイパブでウェイターとして勤めていたことがあり、その店はもちろんノンケ男性向けのサービスを提供していたし、裸になるのは当然女性。

東欧から集められた美女揃いだった。


とある日、いつものように東欧女性に熱い視線向ける米軍兵のなか、一人だけ日本男児がいた。

米軍兵とは友人でもなんでもなく、勿論、兵隊でもない。

一般客として来店していて、ガッチリとした体躯にピッタリとフィットしたシャツ。
ハット帽をかぶり、本当に、福山雅治のような恵まれた顔立ちをしていた。


場違いな、カッコイイ男性がいるなーくらいに思っていたが、驚いたのはこのあと。

僕はそういう店で働くくらいだから勿論、ノンケだし、性的な興奮も男性にはおぼえない、ということを記しておく。


そんな僕が男性トイレの鏡を拭いていると、突然、誰かが後ろから抱き付いてきた。

あまりの驚きに声が出せなかったのはあとにも先にもこの時だけだが、ゆっくりと振り向くと、何と、あの福山雅治を彷彿とさせるような男前の一般客ではないか。

驚愕の表情を見せた僕に、福山雅治も驚いた表情を見せ、次の瞬間、パッと僕から離れ、「ごめんごめん」と謝り出ていった。


その当時は僕も精神年齢が低く、福山雅治客が何を求めていたのか分からずに、まるで狐にでもつままれたようにポカーンとしていたが、今なら分かる。

恐らく彼は相手を探しに店を訪れ、そしてその相手を間違えたのだろう。

今なら気持ちがわかるし、彼等の思いを傷付けずに
断ることも出来る。


好きになった人がノンケで、叶わぬ恋だった時ほど悲しいことも無いのだろう。

そういう意味では、月野氏のようにバチバチのイケメンが出演している男性ポルノの役割も大きい。

ちなみに、ノンケであっても、例えばタイなどで受けられる刺激的な性的なサービスを求める男性もいるらしい。


「ニューハーフのちんこしゃぶった」


そんな話も耳にすることがある。

男の性も色々だ、ますます複雑化する現代社会のように多様化している。