かっぱ寿司の次の一手が注目

今年2月に社長交代となり50億円以上の赤字からスタートした、大野健一社長のもとでの新たな船出となった、かつての王者かっぱ寿司

 

食べ放題を導入し、予想以上の反響と口コミの広がりを見せている。

 

 

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この、かっぱ寿司の一手として放たれた食べ放題について賛否両論あるものの、識者や専門家は批判的な立場を取ることが多いように見受けられる。

 

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だが、赤字の続くかっぱ寿司がここまで話題になったことがあっただろうか。

 

それに、食べ放題という安易な道を選択した、というのは少々短絡的な見方である点は否めない。

というのも、かっぱ寿司自体がこれはテスト企画であることを公表しているからだ。

 

 

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ここまで話題になっただけでも成功だし、万が一うまくいかなかったとしても別の手を打つ布石になり、また新しい発想も生まれるだろう。

顧客が何を望んでいるのかも分かるかもしれない。

 

現社長の大野健一氏は、元々は料理長上がりの叩き上げで、商品開発に携わった経験もある実力派。

また、居酒屋業界が下火になった状況下において、昼の時間帯の主婦層顧客開拓の一環として今では目新しいものでもない、"昼宴会"の需要を発掘したアイデアの持ち主でもある。

 

大事なのは、この食べ放題の先にある次の一手が何なのか、それに尽きる。

 

いずれにしろ、繰り返すようだがここまで話題に上がるのは珍しい。

大野健一社長率いるかっぱ寿司の今後の戦略から目が離せない。

 

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