適度な運動にはパワーウォーキング

パワーウォーキングは、元競歩のオリンピックメダリスト(ドイツ人のハートヴィッヒ・ガウダー)によって考案されました。
1995年、突如細菌性の心臓病に倒れたガウダー氏は、一時回復が絶望視されたものの、その強靱な肉体と精神力で、人工心臓移植、心臓移植と二度にわたる大手術を経て奇跡的に回復を果たし、ニューヨークマラソン完走という快挙を成し遂げました。
その時の闘病生活とリハビリの経験から考案した運動法が「パワーウォーキング」です。

 

パワーウォーキング公式ホームページ

 

 

 

仕事で疲れ果てた現代人が、大変なエネルギーを要するマラソンを日課にする、というのはなかなか現実的でない。
かといって、ウォーキングほど時間を取ることもなかなか難しい。

 

その中間として、このパワーウォーキングだ。

 

僕自身、胃腸炎が長引きその後体調不良が続いたため日課のマラソンをこなすことが出来ない日々が続き、過度な運動は出来ないがある程度の運動を、短い時間で行う、といったときにはパワーウォーキングを実行した。

実践してみると、これがなかなかきつい。

普段使用しない筋肉を酷使するし、確かにマラソンほどに心肺機能に負担はないが、体への負荷はきっちりとかかる。
しかも、短い時間である程度の運動がこなせるのだ。


メダルを受賞した日本人の荒井広宙選手でも有名になった、競歩に近いのだろう。

 

www.huffingtonpost.jp

 

競歩の選手は痩せている選手ばかりだ、つまりダイエット効果も期待できる。


実際に、

 

・体脂肪が燃焼でき、血行も新陳代謝もよくなります。有酸素運動だけでは皮下脂肪を減らすことは難しいですが、基礎代謝量が増加して、太りにくい体質になり、減った体重を維持することができます。
・全身運動なので血行がよくなり、血液中の糖分や脂肪が減少し、インスリンの働きが活性化され、自律神経のバランスも向上します。
・体内のカルシウムを活性化させ、骨の退化を予防します。
・体を動かすことにより気分転換がはかられ、ストレスの解消にもつながります。
・パワーウォーキングを毎日続けることで生活習慣病を予防したり、体質の改善を図ることができます。

 

上記の効果が期待できるようだ。

 

海外のエグゼクティブも好んでパワーウォーキングをしているという記事を読んだこともある。

 

ひとは年齢とともにこれまで興じていたスポーツになかなか時間を割いたり、体力的にも厳しくなり運動不足にどうしても陥ってしまう。

だからといって何もしないと体はぶよぶよになるばかり。

 

年齢に応じた運動を適度に実行することが重要だが、例えば、最終的にはフルマラソンを目指している、という初心者にも、その手始めとしてパワーウォーキングは優れた運動法といえるだろう。