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ブラックアウトと酒

今の時期も何かと飲み会が多い。
花見、歓迎会、送別会、決起大会。。

お題は何でも良いが、酒を飲む人口が減ったとはいえ、飲みの場が無くなることはない。

普段あまり飲まないからか、普段からそうなのか、飲み会になると別人のごとくに酒を浴びるように飲み、人格が180度変わってしまう人もいる。

そして散々な失言、失態をした翌朝、昨夜のことはなにも覚えていない。

これがいわゆるブラックアウト。

昨夜も飲み会で、他部署の中堅社員が荒れてしまった。飲ませる周りにも責任はあるのだが、あまりにも彼は酒に飲まれてしまい、日頃の温厚な性格とは裏腹に、話す言葉はべらんめ調、更にはあろうことか、女性社員の胸を揉もうとして(それも複数名)総すかんを食らっていた。

結局揉まずに事なきを得たようだが、今の時代にそれをやったらセクハラどころではないし、最悪の場合は訴えられる。

女性社員はかなりカンカンだったようだが、今日になってみて、当の本人は昨夜のことは何一つ覚えていないという有り様。

覚えていないので勿論謝ることはないし、当然ながら何とも言えない空気がそこには流れたわけで。

この酒の席での失敗、失言、失態には、取り返しのつかないものもある。

僕は今でこそ体の問題で酒は全く飲めないが、それでも飲んでいた頃は多くの失態をした。

たまたまその場に居合わせた見知らぬ人間に暴言を吐いたり、人前で大便をしたり、酔っているときの僕の言動が原因で暴行を受けたのは1度だけではない。

そして大概、翌朝には何も覚えていなくて、前日夜に自分が何をしたのか、という恐怖感で頭が一杯になり、たが迷惑をかけているであろう相手に前日のことは聞けない。

そういう日ばかりが続き、体を崩し、そしてついに酒についてはドクターストップがかかった。

酒を飲まなくなってからは平穏な日々ばかりだが、それでも飲み会には付き合い程度に参加はするので、ずっと素面でいると酒の飲み方に問題がある人間はすぐに分かる。

ブラックアウトして何も覚えていなくて、翌日狼狽しているのも手に取るように。

そこで反省して酒を止めることが出来れば良いが、酒はその点では曲者で麻薬等では無いため、人間関係の「潤滑油」といったポジティブな表現もされるから、まあまあ、それでも飲んで行こうよ、と、問題が隠蔽されてしまう側面がある。

そういう意味では麻薬よりずっと危険で、ボトルで人生を狂わせた天才は数知れない。

最後は脳機能にも支障をきたし、日常生活でもブラックアウトしてしまう。