タカタ売り殺到
いやー。
タカタやっちまったなあ。
この、「S」という文字と、その売りの数が哀しい。
逆張りが裏目に出たのか、まだ分からないが、僕はタカタ株に50万円くらい突っ込んでいるので笑うしかない。
年収も今は300万くらいだから決して安い金額ではない、血と汗と、涙と、女と、酒と、クソみたいな仕事を続けて作ったお金。
そのようなことを言っても始まらないので、タカタ株に関してごくまともなことを書いている記事を読んだ。
とはいえ、僕はタカタ株を1年以上追っていて、満を持しての買いだった。
根拠としては、
1. 同族経営 株価が下がったとはいえ一族で保有する株だけで200億以上の時価総額の会社を手放すはずがない
2. 同族経営 僕は同族経営でも働いたことがあるので、どれくらい彼等が"自分の会社"という意識が強いか傍で見ていて感じた
3. キャッシュフロー含む財務状況はそんなに汚れていない、少なくともリコール費用の確定していない現時点では債務超過ではない
4. 世界的なシェアと彼等の持つ商品としての特異性と強み(これはシャープとも通じるかもしれない)
5. 小さな金額でうじうじ初めても膨らまないので、一気に大きく資金を膨らませるための勝負に出た
6. 難しく考えずバカになってやってみたかった
7. "買うな"とか"あそこは駄目だな"という株こそ、買い
このようなところ。
当然うまくいくはずもないのだろう、そのような甘い精神性では。
しかし、タカタ株に関して、最後まで持ち続けるという気骨のある方もいらっしゃる。
僕は小心者なので、売りを入れたが当然売買成立するわけもなく。
今できるのは、人生と株としての教訓に生かすことと、こういった失敗例をさらすことで多くの方にブログ読んでもらって、それをお金に繋げることだろう。
だが今はそういうことをやっていない、どうせ誰も読んでいないだろうから。
とはいえ、古来から現在に至るまで、投資で大きな利益を得た人は、大きな失敗も過去にしている。
今の鐘紡の前身になる会社を創設した日比谷平左衛門という人は、綿花が燃えて大損失が発生し、現在の金額にして2000億円の損害を出した。
(その後鐘紡の前身となる会社を築く)
そして最近、このような記事を見つけた。
僕が彼らと一緒かというとそれは全く違うし経験値も知識も及ばないが、リスクをとるというのは、こういうことだろう。
それにしても驚きなのは、このような状況でも買いが入っている、買う人がいるということだ。
どういうつもりなんだろうか。
上がるというのか。
単なる記念ですか。
とりあえず、タカタの最後を見守ることにする。