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シャープはトランプ大統領の間は、非常に面白いと思う

シャープの話ばかりするのだから、お前はシャープを持っているんだろうな、と言われそうだが、シャープ株は持ってますね。
結構損もさせられました、高値掴みとやらで。

 

シャープがホンハイに買収されたことは日本国民としてやはり悲しいが、やはり一代であれだけの世界の工場と言われる企業を作り上げた、郭台銘(かく たいめい、テリー・ゴウ)の手腕は認めざるを得ない。

 

鴻海は今年に入って早速、アメリカで工場を作ることに舵を切った。
彼は台湾出身の企業家で、中国とも必然的に繋がりは強いわけだが、アメリカの出方を注意深く見守っている中国政府と、トランプ大統領率いるアメリカ政府の意向を上手にかいくぐって事業展開をすることにきっと長けている、そういったところがカクタイメイ氏には見て取れる。


中国人ではなく、台湾というアイデンティティーの持ち主である点がまたミソで、今の台湾に行ってみれば分かるが、人々は皆元気だし、日本の地方の月収くらいは彼等も稼いでいる、そういった経済規模になっている。


そして上述したように、トランプ大統領が誕生して殆どすぐと言っても良いくらい、工場を作る、という判断。

これが出来るのは、やはりトップダウン型企業の大きなメリットだと思う。
その意向を受けた、シャープ現社長戴正呉(たい・せいご)氏の手腕も注目に値するし、思ったよりずっと早く再建が進むかもしれない。

とはいえ、


トランプショック直撃も 「GC注記&上場廃止目前」39社
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/198262/2


この中にシャープがあって、多くの人は東証における上場廃止規定で2期連続の債務超過とある点が気になるのかもしれない。


だが昨年発表した一番新しい決算短信では、債務超過は解消されており、純資産は264,989,000,000.-(約2649億円)もあって、確かに東証上場廃止に係る猶予期間に指定されているが、その猶予期間 2016年4月1日(金)から2017年3月31日(金)までであり、その間に業績が急に悪化して、上場廃止になることはかなり低い。


東証
http://www.jpx.co.jp/listing/market-alerts/grace-period/nlsgeu000001q1ad-att/nlsgeu000001q1c0.pdf


上記のような客観的な数字に基づくシャープの状況と、カクタイメイの経営手腕、鴻海含めでのアメリカ事業展開、そういったものを加味すれば、今は赤字のシャープにも暗いニュースばかりではないのは一目瞭然だ。

そして成果主義を導入したシャープで、若手社員はやる気になっている。

 

どうして、このような一般投資家を脅すような記事を書くのか分からないが、もっとちゃんと客観的な情報を集めて記事を書いてほしい。


とはいえ、カクタイメイ氏は一度シャープ買収の約束を反故にしているか、どうしても信用できないところがあるのは投資家心理的に否めなくてそれは日本の経営陣独特の難しさが原因だったという見方があるが、僕のような個人は確定的なものの見方は出来ない。

だがそこに、株式投資の醍醐味がありますね。

 

シャープがまだ買収の渦中にあった時に、このような記事が出た。

 

http://www.mag2.com/p/money/13481

 

詳細は省くが、鴻海が66%以上の株式を保有している限り、シャープは東証1部に戻ってくることはできませんとあって基本的に悲観的な書き方が強かったが、一方で買収が決定し、資金が鴻海から送り込まれて落ち着いてきた後は、


シャープ戴社長、東証1部復帰後に退任意向
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ05H1I_V01C16A2EAF000/


逐一こんな感じだから、話題に事欠かないシャープは面白い。

「V字回復を果たし、遅くとも2018年度には東証1部への復帰をめざす」というシャープ現社長戴正呉(たい・せいご)氏の言葉が信頼できるものであれば、来年までは"買い"ということになるのだろうか。

鴻海が保有する多くのシャープ株を放出して、キャピタルゲインを得ようとするのが本音ならば。

 

一つの株を買うのに、グローバルな見方と、決算を読み込むことが出来て独自のイマジネーションに繋げられれば株式投資というのはまた面白味が増す、ということに最近気付いた。

 

チャートが読めれば一番いいのだろうが。