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悩みや将来についての不安の相談は、占い師か病院か

メンタル・人生・格言

僕の知人に、彼氏と同棲していて結婚式が延期になった女性がいる。
2人で生活してコツコツ貯めた結婚資金を、彼氏側の家族に援助しなければならない出来事が起こり、詳細は分からないが、その資金は彼の家族に全て渡ってしまった。

彼女は、ほぼ確定的だった彼との結婚そのものが流れてしまったことを悩んでおり、自身の年齢も踏まえ将来についての不安に心を悩ませていた。

 

こういった場合、女性はなぜか占い師に話を聞きに行くようだ。
理由は分からないが、女性は占いが好きだ。

もしかすると一部の男性もそうなのかもしれないが、何らかのメディアで報道される人気占い師のもとへ集まる行列は、たいていの場合女性だ。

 

知人女性の件含め、なぜ女性が占い師に手相を見てもらったり自身の人生を多少なりとも託すのか、そういった話を付き合いの長い友人と話していた、友人は男性だ。

彼は、占いや、神、といった信仰的な概念が理解が出来ない質のようで(どう理解できないのか説明も出来ないが)なぜ占いに話を聞きに行くのか分からない、とぼやいた。

 

彼自身、ハードな仕事、職場環境から精神バランスを崩してしまい、心療内科に世話になったことがある。
そこで適切なカウンセリングと脳を正常な思考に戻すための薬を処方され、症状は改善したようだ。

「そんなに不安で悩んでいるなら、俺みたいに病院に行って、カウンセリング受けて、エチゾラムデパス)を飲んだ方がよっぽど良くなるよ、なぜ占いに行くんだ?」

といったことを笑って話していたが。

 

今の日本を渦巻く様々な混乱とストレス、不安、そういったものは確かに精神に支障をきたしやすいが、「彼と結婚できない、どうしたらいいんだろう」と悩む女性が心療内科を受診し、カウンセリングを行い、その後専門医は、「そうですか。ではエチゾラムを処方しますので飲んでください、これで元気になりますよ。彼とも結婚できます」と話すだろうか。

 

カウンセリングを僕は受けたことは無いので、どういった目的で行われるのか分からないが、精神が正常ではない人間の現状を把握し(どういった状況で何に不安やストレスを感じていてどういう場合にそうなるのか等)その上で考え方や、これからの回復の道を主に思考的な面でサポートしていく、という風にとらえていて、女性が占い師とどういう話をしているのかは不明であるものの、何かしらの、思考面での道を示しているであろうことは想像に難くない。

だから占いも一種のカウンセリングだろう。

 

知人女性と友人の共通点は、どちらも将来に対する不安を感じていること。

 

だが、一方は占い師に、一方は病院に。
その線引きは明確なようで極めて曖昧。

 

とはいえ、知人女性は日常生活に支障をきたさないレベルでの個人的な悩みに過ぎないから病院には行かないだけで、不眠や過度な不安、強迫観念等といった、何らかの症状を発症すると、病院に行くのだろう。


友人にしても、確かに薬を処方され大分精神は安定したものの、僕を含む周りの、いわゆるカウンセリングの役目を担う、ネットワークはかなり重要なわけで、それは病院だけでは足りない。

だが、彼は占いにはいかない。

 

こうして考えると、どちらも金銭が介在するので、病院も占い師もそんなに変わらないのかもしれない。

違いは、薬で思考を飛ばすか、飛ばさないか、だけだ。

 

結局いま自身に起きている問題は自分で向き合い、具体的に取り組むしかない。