子供を成功させたかったら、クリケットとインド留学をさせてください

これは、飲み会の席で知人から聞いた話で、元々は何らかのメディアで武井壮が話していて話題になったようだ。

 

世界で人気、かつ稼げるスポーツの"イメージ"と言えば、日本では、

 

サッカー、野球、バスケットボール

 

どれも身近なスポーツではあり、バスケットは日本人が稼げるかどうか何とも言えないものの、この3つが挙がると思う。

 

あとはテニス、ゴルフ、といったところだろうか。

大体お金がかかるし、競争率は凄い。

 

サッカー等は、その多くがプロ選手にはなれないし、やっとJリーグに入ったとしても
年俸1億円近くいく選手はほんの一握りであることが、先日の鹿島とレアルマドリードの試合で白日の下にさらされた。

だが、小学校から大学までプレーをする機会は意外とどこにでもあるから、コスパという言葉があまり好きではないが、サッカーは"時間"という意味でコスパが悪い、時間を無駄にしてしまうことが往々にしてあるからだ。

プロ引退後、プロになれなかった者、後の人生はなかなか悲惨だ。

 

では野球。

サッカーはボール一つがあればプレーできるから金銭面は何とかなるかもしれないが、野球は、とバットとグローブが必要で、それは何とかなっても、プロ野球の世界もなかなか厳しくて、そこからあぶれた人が犯罪者になるという意味では、残念な結果もどうしても生まれてしまう土壌があると言わざるを得ない。

 

バスケットはもっと過酷で、日本で大活躍した選手でも、本場のNBAでプレーするのは奇跡に近いし、日本では、まだ大きく稼げる環境が整っていない。

日本でプロバスケットボールの試合を多く目にするようにはなったが、金銭面で魅力が出てくるにはまだ時間がかかると感じる。

 

テニスとゴルフは費用がかかりすぎる、金持ちのスポーツだ。

 

そこで、クリケット

クリケットは、最近でこそよく耳にするようになったものの、日本ではその名前すらあまり聞かれないのでイメージもわかない。

競技人口は世界でもトップ3に入るほどで、だが、この競技人口というものも女性と男性を含めてなのかそうではないのか、等の線引きが非常にあいまいで分かりづらい。

僕は詳しく調べようとして途中で諦めたのだが、クリケットが熱いスポーツであることは間違いない。

 

イギリスが発祥の地で、インドではかなりの人気を誇るスポーツ。
世界数百か国でその試合中継は報道され、ベンチ選手でも数億円プレーヤーが出るほどお金が動く。

 

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◇特徴◇

→英国・豪州・インドなどの英連邦諸国で盛んな球技
→競技人口はサッカーに次いで世界第2位といわれている
→フェアプレーを重んじる紳士・淑女のスポーツ

クリケットは、英国、オーストラリア、インド、南アフリカ西インド諸島などの英連邦諸国を中心に大人気で、世界の競技人口はサッカーに次いで第2位といわれる。特にインド、パキスタンスリランカバングラデシュなどの南アジア諸国では、圧倒的な人気を誇り、トップ選手の年収は30億円を超える。
クリケットの世界最高峰の大会は、4年に1度開催されるワールドカップで、数億円の年収を稼ぐスーパースターたちが、10万人規模のスタジアムで、壮大で華やかな舞台を繰り広げます。テレビの視聴者数は、15.6億人に上り、単独のスポーツイベントとしてはサッカーに次ぐ規模である。
日本でもジュニア世代を中心に競技人口が飛躍的に増加し、全国で様々な大会が毎週のように開催されています。

 

日本クリケット協会
http://cricket.or.jp/

 

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そういったことを、恐らくメディアで初めて話してこれだけ日本中に浸透させたのは武井壮かもしれなくて、

「インドにクリケット留学をさせる。インドは数学と工学が強いし、訛りはあるけど英語圏でもあるから言語も学べる。だから仮にクリケットで芽が出なくても、英語とインドの言葉を習得出来て、その二つの言語で世界の多く人間と会話ができる強みがあるし、数学と工学をやっていたとなれば、企業では引く手あまただから就職にも困らない」

というのが彼が話した概ねの内容で、そういった会話を、地方のローカルな居酒屋で、知人夫婦が熱弁していたわけだが。

 

 言語などやインド現地の勉学事情は分からないものの、確かに、僕が知るインド人エンジニアの収入は総じて高い。

何の仕事をしているか全くわからないが、システムに携わる40歳手前のエンジニアの月収を聞いたことがあり、彼の稼ぎは月50万は優に超える。

もう一人のインド人は、年に数回の国内旅行と海外旅行を楽しみ、余暇は仲の良い友達と様々な形で楽しむことに余念が無い。

それらは、収入が高くないと実現は難しい。

そして彼らの収入は、インド現地人の平均収入を大きく上回り、加えて、インド人経営者も数多く世界で見られるようになった。

 

知人夫婦を含む、日本中の子を持つ親の根本にある願いとしては、何らかのスポーツをさせて、我が子に一発当てさせた時の"金銭的な魅力"と、それが叶わなかった時の、その後人生の"保険"が根本にあって、いかにも日本的な考え方というか、今の時代の日本人が好みそうなな考え方というか、そういうものがある。

 

 

僕が生まれる前は、貧乏人のせがれがスポーツで一発当てるのは、恐らく相撲か、野球だったと思う。

野球は今だ国民的なスポーツで収入も魅力的とはいえ、相撲は日本人力士を見かけることが随分と減った。

様々な不祥事も業界にはあったし、その点が影響しているのか、日本人の相撲人口との相関関係については分からないが、外国人力士の多くは日本よりも貧しい国から来ている。

人間は豊かになると、ふんどしを着用して人前で尻を見せるような生き方は好まないのだろうか。

 

いずれにしても、日本人がインドで英語とヒンディー語を駆使し、現地人に混ざり宗教を含む様々な慣習を受入れ、主にカレーといった現地の食事を常とし、数学と工学をやはり現地の言葉で学ぶ。

 

今のところ、そのようなイメージは全くないし、僕には想像することが難しい。