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「愚痴」を言う人と聞く人と、言わない人と聞かない人

メンタル・人生・格言

グーグルで愚痴ばかり言う人、と検索すると、

「愚痴ばかり言う友人がいて疲れます」

「自分の愚痴ばかり話して、こちらの話は一切聞かずに自分の愚痴話とすり替えます」

「愚痴ばかり言う友人と離れたいのですがどうしら良いですか」

といった、お悩み掲示板のようなものがたくさん出てきて面白い。

僕の友人にも電話の度に愚痴ばかり言う友人がいる。
放っておくと、何時間でも延々と愚痴を言い続けるところが凄い。
あれがつらい、これがつらい、世の中不公平だ、自分が評価されない、人生の選択を間違った、後悔してる...などなど


ここに挙げているだけでも疲れるが(笑)、まるで自分は世界一不幸でかわいそうでと、そのような話がずっと続く。
もちろん毎回そればかりではないとはいえ、その頻度はかなり多い。

一方で僕の話をすると友人はどうするかというと、殆ど最後まで聞いた試しはなくて

「それはこうしたらいい」とか「それはこうでこうで」と、解決方法をかぶせてくる。
LINEでやり取りしている時も同様で、会話のキャッチボールが出来ないわけではないが、こちらは言いたいことの半分も伝わらないことが多くて酷く疲れる。

僕も友人も男だが、男性の脳の仕組みは解決脳だから、話を最後まで聞くには元々あまり適していなくて
だから、女がただ聞いてもらいたいだけなのに男が解決策を提示してきて話を打ち切ると、
女は不完全燃焼となりそれがケンカにつながる、というのは、今の時代なら多くの人が知っていることだろう。

 

だが、人間は誰かに自分の気持ちを話すことで、心の整理をつける生き物だから、それには性別は関係ない。
男も愚痴を交えて人に話すと気分が落ち着くものだし、だから金を払ってカウンセリングという形で赤の他人に話を聞いてもらう。

 

最近この友人と話していつも通り愚痴を聞いていると、彼が、「そういえばお前は愚痴を殆ど言わないな」と質問してきた。

その時に気付いたのだが、愚痴を言わない人というのは、言う相手がいないか、あるいは
僕のように友人が言っても聞かない相手だから言わない、という人もいるのではないかということ。

 

心がきれいで劣等感も無くて、愚痴なんか殆ど言わないって人はゼロではないにしろ正直少ないと思う。

だが、愚痴を言う相手がいなくて、誰も自分の話なんか聞いてくれないと思っている人は、愚痴なんか言わないのではないか。

 

前述の友人は僕以外にも愚痴を聞いてくれる人がいたようだが、あまり気持ちの良くない話を延々と聞き続けられる変人は
やはりそんなにこの世には多くないのだろう、その殆どが離れて行ってしまったと僕に語った。

 

人間関係は損得ではないが、なぜ僕が得の無さそうなこの友人と今も付き合いがあるのかというと、新しい視点やアイデアをもたらしてくれるからだ。
彼は僕とは違う業界で働いていて、性格や趣向、女性の好みやその他もろもろ殆ど似通ったところがない。

だからこそ、自分が考えているだけでは思いつかない発想が、彼からもたらされることが多い。
それによって助けられたこともある。

掲示板に書くくらいに友人の愚痴に悩まされている人は、「あなたの話は一切聞かない」という姿勢を断固貫くことだ。

聞かない人には話甲斐も無いので、そのうち愚痴は言わなくなるか自然と離れていく。

 

そうでなければ僕のように、友人からもたらされるプラスの面に目を向けること。

 

それも出来ず、友人とも切れず、自身も他に話す相手がいなければ、類友の関係だから嘆くことはないってことだろう。

 

とはいえ、友人と話す時間は、それが何であれ個人的には人生の宝物だと思う。