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雑誌や本に載っているおすすめ株でも上昇することはある

資源株。
2016/12/01 - OPEC総会で減産合意後。

 

 

国際石油開発帝石

 

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7万円台で購入出来た。

 


三井海洋開発

 

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昨年は15万円台まで落ちた。
この銘柄はザイ!に掲載されていて、僕も16万円くらいで購入した。
原油が待ち切れず売ってしまったので利益はほんの少しだけ)

 

更には丸紅。

 

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共通しているのは、PBRが1を割っていて、三井海洋開発は1に戻したが、それでも割安な水準にはあることと、10万円台、もしくは10万円以内からで購入できる株であるということ。

 

投資の神様として一躍有名になった、竹田氏の投資手法として、優良銘柄を安く購入して長期保有し決して売却しない、というものがあるが、確かに、売らずに我慢していれば、利益は出ていた。

少なくとも、この三銘柄だけで10万円くらいの利益が出ていた。

 

とはえいえ、人間は将来的な手堅い儲けよりも、今すぐ目の前で上がっている銘柄に飛びつきがちだし、上がっている銘柄の中でも、例えば株価が10倍くらいになったりすることはあるので、どうしてもその方向に流れてしまう。

 

それに、長期保有のつもりで購入しても、資金力が無ければ資産はなかなか増やせない。

ただまあ、考えてみれば上述のように年間10万円だとしても、何もせずに普通預金にしていれば1円もつかないことを考えれば、かなり利回りは良いということにはなる。

またNISAで購入できる範囲内だし、そうすると税金もかからない。

 

重要なのは実際に売買してみて、自分がどの手法に合っているのかを探ることだろう。

 

株式投資はタイミングが良ければ儲からない」

 

その道のプロに質問したときに返ってきた答えだが、優良銘柄を、良いタイミングで買う、ということに尽きる。

だが、それが出来れば苦労はしないという話。

 

個人的には、値動きが荒い銘柄だとやはり安心できないので、長期保有が本来は理想。

 

そして今は、ペッパーフードサービスをどうしようか迷っている。

 

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五万円の時もあったのになー。

心の中には何かある、だれも奪えないある物が

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希望。

ショーシャンクの空にの名シーンだが。


これほどまでに閉塞感が漂う日本で生きていると、希望が見い出し難い。


グーグルで「人生 希望」を検索すると、希望が見えない、ない、持てないといった否定的な言葉が続く。


僕自身も何かに疲れた時には、否定的な言葉ともに人生について、を、グーグルで検索する。

たが当然そこに答えはない、あってもインスタント的なものばかりだ。

 


アウシュビッツ強制収容所において収監された人々が最も多く亡くなった日は、クリスマスの日だという。
それは、「クリスマスの日にはきっと家に帰れるだろう」という、人々のかすかな希望だけが、日々の過酷な日常から彼等の心を解放する唯一の理由だったが、果たしてクリスマスの日、に帰宅できないという事実は彼らの希望を打ち砕き、それを知った多くの人間が何らかの病気で命を落とすことになった。

 

希望は、それくらい人間の心に多大な影響を及ぼす。

 

希望。


とはいえ、本来であれば多くの人間が食うに困らない生活を送っているこの日本で、希望を持てないのはおかしい。


誰かが、何かが、それを奪った。

犯人は自分自身なのか、外的な要因なのか。

 

村上龍氏の小説、希望の国エクソダスで、中学生が「この国には何でもある、ただ、『希望』だけが無い」と話すシーンが描かれていたが、もう随分前から日本人には希望がないと言われている。


希望とはそもそも何なのか。



希望

・未来に望みをかけること

・こうなればよい、なってほしいと願うこと

・望み通りになるだろうというよい見通し



『希望』という言葉には、比較的明るいイメージがつきまとうが、だが希望の話をすると疲れてしまうのはなぜなのだろうか。


食べるために自分自身すら軽蔑している仕事に従事し、昇進や給料が上がる見込みもない。

見渡せば自分だけではなく誰もが同じ。

仕事から帰って来れば疲れすぎて何もできず寝るだけ。

休日もそう変わらない。



この先何かが劇的に変わって、爆発的に自分の人生の歯車が回り始め、思わぬところから大金が転がり込んできて働かなくても良くなって・・・。


そんなことは起こりうるはずがないし、そもそも、そういう良いイメージすら抱けない。


「想像、イメージできることは実現出来る」


というのは本当で、だが多くの場合はイメージすることすら困難なため、何から手をつけて良いのか分からない。

だから当然何も変わらない。


そうなると、想像力がない、何かをイメージする能力がない、ということは、希望がないのとイコールになる。


つまるところ、自分の心がけ次第なのだ、という結論にはなるのだが、心構えを変えたところで、今から現実が変わるわけではない。


だから、人は疲れてしまうのだと思う。


経済がぐんぐん成長しているときには、日毎に自身の生活水準だって目に見えて変化が訪れるので、誰もが希望が持ちやすく、そして元気だ。


東南アジアの、それこそまだまだ現状は貧しいが開発途上にある国、を旅行してみればわかるが、彼らは金はないが希望に満ち溢れている。


本来は誰にでもあるはずのもので、生きる糧になるはずのものが、なぜか、無い。


探せば見つかるのか、見つけ出せる類いなものなのか。


そもそも、手の中にあって、分からないだけなのか。


だが、そんなことを考える時間も無いくらいに忙しいし、何より疲れすぎて思考も停止してしまっている。

無修正アダルト動画が消えてなくなるのか -カリビアンコム運営初摘発を受けて-

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リビアンコムが初摘発のニュースに激震が走った。

 

www.huffingtonpost.jp

 

これまではサーバーそのものが海外にあったために、日本側での摘発が困難だったとされるが、今回初めて逮捕に踏み切った。

 

以前から日本中に溢れる無修正アダルト動画は問題になっていたようで、カリビアンコムはその最大の牙城。

そこを摘発することで、

 

"サーバーがどの国にあろうと関係ない、日本で、日本人向けに日本語で無修正アダルト動画サービスを提供する組織は厳しく摘発していく"

 

という、強烈なメッセージと、見せしめとして今回の摘発に至ったようだ。

 

日本の様々な面での締め付けは異常だと個人的には感じる。

性的な面で言えばこのアダルト無修正動画問題もさることながら、僕の住んでいる地域の有名な売春街も、数年前に警察の集中的な掃討作戦に見舞われ、その長い歴史に幕を閉じた。

かつてはサミットが行われた際に、警備をするために訪れた日本中の警察官がお世話になったはずの、歴史ある売春街なのだが。

 

何もかも締め付け、蓋をすることが本当に良いことなのだろうか?

 

この手の性の動画や売春街等は、絶対的に犯罪の抑止力になっていることは間違いないと、個人的には思う。


試しに性風俗サービスを提供するお店に、平日のお昼間に足を運んでほしい。
どれだけ多くの人間が来店するのか、需要があるのか、すぐに分かる。


だが一方で、そのような性サービス自体が(無修正動画も含めて)本当に抑止力になっているのかどうかが、正確に見極めるのも難しい。

例えば、オランダは売春が合法だし、ドイツは性サービスが充実しているため性犯罪が低いとされるものの、どちらも国民性と国が建国された背景が日本とは異なるし、海外の統計が詳しく取れないので比較するのは困難だ。

オランダに関していえば、犯罪そのものが減少傾向にあるとはいえ、それでも日本と比較すると、その数値は倍近くになる。


ただ、同じアジアで性風俗サービスが日本よりも充実しているタイでは、3年前までは性犯罪が1日87件の割合で多発していた。

 

www.globalnewsasia.com

 

この数字を低いとするのか高いとするのか、仮にこの数字が低い値だとしても、タイの性風俗サービスを厳しく規制すると、その数字は急激に高まるのか、これは分からない。


日本はというと、警察庁のデータによると2014年度の強姦件数は1,250件、強制わいせつ件数は7,400件。
だが、性暴力に遭い、被害を届け出る女性は、わずか18.5%というデータがあるため、この数字は正しいものではないという意見も。

 

shiawasenamida.org

 

いずれにせよ、今回のカリビアンコムの摘発は、ヘビーユーザーにとってもかなり痛い。

日本で働くサラリーマンの平均年収も減少傾向にある訳で、そうなると、自分一人で性的欲求を満たすことが出来て、なおかつ割安なこういった動画サービスが無くなれば、そのしわ寄せはいったいどこへ行くのか。

普通に考えれば、性犯罪に繋がるというものだが。


だが、別の視点もある。
このような現状は、我々、日本国民の問題である、と。

 

www.targma.jp

 

いま日本は様々な面で過渡期にあり、旧態依然の体質や当時の法規制といった、時代にそぐわないルールや価値観に縛られ、身動きがとれなくなっている感じがしてならない。

今日のブログでは、性に関する規制にスポットを当てただけで、それ以外のジャンルについても同様に、規制でがんじがらめになっていると感じることが多い。

 

閉塞感を助長するだけだと思うのだが、そうはいっても、例えば、今回の性的な問題でいえば、日本人特有のおくゆかしさは失われてしまったことは否めないし、年々、セックスに対してのハードルが低くなっているのは間違いない。

男女ともに初体験の年齢は下がる一方だ。

 

早急に安易な締め付けに走らず、緩和も視野に入れた議論の余地はあるかもしれない。

 

これから長い期間をかけて、ゆっくりだが確実に、日本のこれまでのルールの見直しや制定について話し合いが行われるだろう、いや行われなければならない。

竹澤恒男氏、ブログをやっている

僕のブログにアクセスがちょっと増えていて、良く調べたら以前書いた竹澤恒男氏のことを調べてたどり着いた人が多い様だ。

僕のブログが目的だった訳では無いようで、ちょっと悲しいが。

 

hungoveray.hatenablog.com

 

 

竹澤恒男氏自身もブログをやっているようなので、このブログを訪問してくれた人のために貼っておこう。

 

blogs.yahoo.co.jp

 

ブログ紹介文
タイで麻薬密輸で逮捕され、一審求刑死刑、判決終身刑、上告審で減刑されるも懲役30年の刑で、タイのバンクワン刑務所に収監され約14年の服役生活で釈放帰国しました。
 服役中8年間にわたり、タイの日本人向けフリー情報誌DACOに南獄手記と言う獄中記を連載していました。

今後はブログでDACOには掲載出来なかつた話し、没原稿を発信します。

 

自己紹介
タイの空港で麻薬密輸で逮捕され、一審求刑死刑、二審で懲役30年に減刑、刑が確定、今年国王特赦による減刑で服役14年にしてようやく釈放帰国,服役中タイの日本人向け情報誌DACOに南獄手記という獄中記を8年間200回にわたり連載していました。
 逮捕時は栃木県小山市で、ノンブアと言うタイ食材雑貨の店を経営していました。

 

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ブログのアイコンが何とも言えない輝きを放っている。

塩工場を見学してきた

株式会社ぬちまーす

www.nutima-su.com


創業者である高安正勝氏は50歳で会社を立ち上げた、遅咲き中の遅咲き。


buzip.net



海水から独自の製法により、ミネラル成分の高い塩を抽出することに成功。

1997年に創業し、現在は塩の販売にとどまらず、幅広く商品開発を手掛け、世界的にも注目されている。

高安正勝氏の創業期の話だけで本が一冊かけるだろうが、今回はその話ではなく宮城島にある株式会社ぬちまーすの工場を見学してきた。

宮城島そのものにはビーチがないが、その分未開発のために景色が非常に良い。


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この景色を眺めるために、最近では海外からの観光客も増えてきている。

元々は何もない島だったが、高安正勝氏が宮城島に工場をつくり、パワースポットまでつくってしまったので、観光名所としても人気が集まっているのだ。

そして実際の工場。

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工場の外観。


塩についての説明、製造までの工程が分かりやすく記されていて、知識がなくても楽しめる。

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商品もかなり充実していて、化粧水などは女性に大変評判が良い。


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宮城島に向かうまでの道のりも、都会から離れた静けさがあり、また海が近いので、観光客が多いのも頷ける。


工場見学に満足し、帰ろうとしていたところ、工場入口で偶然にも創業者の高安正勝氏に遭遇。

高安氏は地元では有名なので、応援していますと話したら飲み物をご馳走してくれた。


工場見学は無料で出来るので、興味がある方は是非見学してほしい。



www.eyasu2008.com

ダラスバイヤーズクラブにみる、人類とHIVとの闘い

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舞台は1985年のアメリカ、ダラス。

世界的にHIV感染者が増加し始め、エイズを発症し死に至る者も多かった時代。

今のように1日一粒の薬を飲むだけで、HIVの症状の進行を遅らせ、エイズを発症させることなく生涯を送ることが出来るようになる、そのずっと前の話。

 

 

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カウボーイの主人公のロンは、酒と薬と博打と女に明け暮れ、日々荒れた生活を送っていたが、仕事中に気を失い、運び込まれた病院でHIVに感染していることが発覚する。

 

 

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「あなたのT細胞の数値が9しかない、健康体ならば500-1500になる」

そして医師はロンが生きていることそのものが奇跡であり、余命は30日だと告げる。

タイトルからして退屈な映画だと誤解していたが、始めからかなり衝撃的な内容だ。

 

 

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"エイズ感染者の男性の71%が同性愛者か両性愛者"

"17%が静脈注射のドラッグ使用者"

"避妊をしない性行為でも..."

 

HIVに関して調べ始めたロンは、自身が荒れた生活の中でドラッグ常用者の異性と避妊をせずに性行為をした過去を思い出す。
そして生きるために戦うことを決心し、彼の人生を賭けた戦いが始まっていくのだが。

 

この映画は、単にHIVに感染した一人の男のお涙頂戴の物語ではなく、1985年代当時のアメリカにおいて、HIV感染が絡むゲイへの偏見と、ロンのように感染した者に対する、周囲の人間の、その変わり様、そして、更には研究費が欲しい病院医師と製薬会社の思惑、アメリカのFDA(食品医薬品局)といった、個人を取り巻く利害関係者が織りなす人間模様を描いた社会派ドラマだ。

 

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当時も今も、HIVそのものが深刻な問題であることに変わりはないが、当時は情報が断片的であり、例えば感染経路にしても、一般の人間からは感染者から触れられたり、唾をかけられただけで感染すると思われていた。(そういったシーンが描かれている)

 

ロン自身もまた偏見の塊。

差別主義者であり、ゲイへの偏見に満ちていながらも、彼は生きることへの執念から治療薬を得るため奔走する。

 

1985年当時は、HIVエイズの有効な治療薬としてAZT(アジドチミジン)が数多く使用され、病院に入院した被験者もお金を払いながら投薬治療を受けていた。
ロンはAZTを入手するためにあの手この手を使い、病院の裏ルートから薬を入手することに成功する。

その中で、やはりHIVに感染した、ゲイのレイヨンと出会う。

 

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ロンはその偏見から、レイヨンを拒絶する。
後に2人は偏見の壁を越えて強い絆を築くのだが、そういった人間ドラマも丁寧に描かれている。

 

投薬効果からAZTは人体に有毒な薬品であることが分かり、ロンはFDA(食品医薬品局)の承認を受けていないHIVに有効な治療薬とされていた、ddC、ペプチドT、を、メキシコからの独自のルートで入手する。

当然ながら未承認薬であるため、アメリカへの持ち込みは禁じられており、ロンは手段を選ばず時には神父に変装し、FDA担当者の目をごまかす。

 

治療薬は自身のために使用するのはもちろんのこと、有効な治療薬を入手できない感染者にまで売買し、その資金でまた薬を購入しながら自身の治療も続ける。

次第に、HIV感染者として、薬の最大のマーケットは"ゲイ"であることに気付いたロンは、マーケットへ介入すべく、レイヨンと手を組む。


そして誕生するのが、映画のタイトルである、ダラスバイヤーズクラブだ。

 

ロンの当初の目的は、生きることそのものにあったが、次第に自身の使命に目覚め、多くの人間を救うため、薬の承認を巡ってFDAと争っていく。

 

この映画で最も美しいシーンは、差別主義者であり、ゲイへの偏見に満ちていたロン自身が、次第にレイヨンを受入れ、2人の間に見えない絆が結ばれた瞬間を描いたところ。

 

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レイヨン演じる、ジャレット・レトの名演技が光る、この人間の微妙な心理を描いたところも見逃せない。

 

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人間の本来あるべき姿を考えさせられるシーンだ。

 

 

そしてもう一つ、哀しむべきところは、ロンの担当医師であるイブへの想い。

HIV感染者は、たとえその命のともしびを消すことなく生涯を送ることが出来たとしても、やはり健常者との間には圧倒的な壁が立ちはだかる。

 

一度感染してしまうと二度と完治しない。

 

という点は現在も同じで、その絶望的なまでの事実がロンに突き付けられる。

 

イブとロンのデートシーンで、ロンは

 

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「人間に戻った気分だ」

と話すが、その一言に、HIV感染者と健常者との間の大きな隔たりが込められている。

 

誰もが皆、口には出さぬが、HIV感染者に対して時に世間というものからは、

"人間ではない異質な存在"をみるような視線が向けられている事実を、本映画は指摘する。

 

そんな中でも、ロンは生きる権利を獲得するために必死で走り続けるが、いつしか本来の目的を見失ってしまう。

 

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「死なないのに必死で 生きてる心地がしない」

 

 

ロンのような多くの人間の血が流れた今でも、この病気の根本の解決には至っていないが、現代の高度に発達した医療と世界各国の優秀な研究者の成果により、もはやHIVは死の病では無くなった。

 

それは、HIV感染者が「生きている実感」を得られるまでになったことを意味している。

 

だが足元には、名前すら持たない多くの人間の屍があることを忘れてはならない。
そういった視点から本映画は、HIVエイズのこれまでの人類の戦いを紐解くものとして良作だ。


一方で不思議なのは、この物語には黒人が殆ど出てこない。

 

現在の医療はHIV感染を未然に防ぐ、PrEP(暴露前予防)の治療薬として Truvada(ツルバダ)が有効であると本ブログでも書いたが、やはりその費用は高額であり、恩恵を受けているのは一部の裕福な白人層で、貧しい層とされる黒人のHIV感染者にツルバダの入手は難しいという指摘もある。

 

hungoveray.hatenablog.com

 

まだまだ課題は山積みだ。

 

とはいえ、HIVという1つの病気について、様々な人種が絡み合う複雑な問題構造は、あまりにもアメリカ的であると感じる。

 

その複雑な問題構造をある視点からみる意味でも、本映画は面白い。

 

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日本の外食産業は面白い

最近でいえば、ペッパーフードサービス創業者のいきなりステーキが人気だ。

創業者は、 一瀬邦夫氏。

 

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元々は母親と二人暮らし、あまり裕福ではなかったようで、一瀬邦夫氏は高卒後すぐに
ホテルの料理部門で働き、そのキャリアをスタートさせた。

20代後半に独立し、洋食屋を開業したが、それが今のペッパーフードサービスの前身となっている。

 

そして、いきなりステーキ。

これがかなりヒットしているようで、 一瀬邦夫氏も様々なメディアに登場するようになった。

その語り口はとても軽快で、見た目には70代に思えない。

 

僕もいきなりステーキを食べてきたが、価格以上に味は良い。

面白いのは、いきなりステーキは「肉マイレージカード」なるものを発行していて、食べた肉の量で、カードのランクがアップしていき、現金もチャージできるという面白い発想。

 

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メンバーズカードからスタートし、

 

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ゴールドカード → プラチナカード → ダイヤモンドカードといったランク順。


ランクアップを目指し、いきなりステーキで肉を食べ続ける顧客も多い。

一瀬邦夫氏自身も100キロを目指し、せっせとステーキを食べ続けているそうだ。

 

何にしても外食産業は夢があっていい。

"ブラック企業"としてかなり叩かれ、業績不振になっていたワタミも、新しいブランドである"ミライザカ"の業績はなかなか好調のようだ。

 

外食産業そのもののマーケットは縮まる一方で、常に人材不足、給与も低く、いわゆる3Kのイメージもなかなか払拭されないから、若い人は、どうしても業界で働きたがらない傾向にある。

 

今や外国人従業員が片言の日本語で接客するのは当たり前の風景となった。

その外国人従業員にしても、これまで中国系が多かったように感じられるが、恐らく彼等は豊かになってしまったからなのか以前よりも見かけなくなり、今やタイ、ネパールといったこれまで見かけなかった国の人々も日本の外食産業に従事している。

 

だが一方で、世界中の職が集まるアメリカから日本の築地で寿司職人のもとで修業をし、NYの一角で店舗を構える若手経営者も出てきている。
それだけ日本の外食産業は味も価格も店のレベルも学べることが多いという事だろう。

 

また感じるのは、これまで非常識とされていた取組みが、今や業界全体を丸ごと変えてしまうくらいのインパクトを持っているので、頭打ちだったマーケットそのものをぶちやぶり、新しいマーケットの創出に繋がっていること。

例えば、今や立ち食いの飲食店は一つの業態として定着しつつあるが、ほんの数年前までは、「お客は立って食事をしない」というのが定説だった。

日本の人口推移と経済力、そして舌の肥えた人々の味覚に合わせて、今後も新しいマーケットが生まれてくると思う。

 

外食産業は参入障壁が低く、学が無い人間でも開業は出来る。
だからこそ競争は激化し、この国土の狭い日本に数多くの飲食店がひしめきあっているが、その分だけ、世界に名だたる名店が生まれる確率も多いかもしれない。

 

ちなみにペッパーフードサービスは、いきなりステーキをNYで出店することを決め、その株価も堅調に上昇している。

 

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headlines.yahoo.co.jp